ケアテックス内の特別展示では、新たに▽施設新設・リノベーション▽省エネ・コスト削減▽保険外サービス――に関する展示ゾーンを設置。既存の厨房設備・食器ゾーンや防災・ＢＣＰ対策ゾーンなどとあわせ、介護現場の課題解決を個別具体的に提案する。

　セミナーは１３コース・４８セッション。業界動向コースでは「保険外サービスへの賢い取り組み方～制度の動向に左右されない経営戦略～」（日本総合研究所紀伊信之部長、９日１３時２０分）、デイ・在宅事業者向けコースでは「デイサービスの『集客疲れ』にサヨナラ！『点』の集客を『線』の集客に変えて効果・効率を上げる方法」（ＦＵＮＣＵＬ藤見ひでゆき代表、１０日１５時）、人事・教育コースでは「『ケアのプロ＝マネジメントのプロ』ではありません！介護現場におけるリーダー・管理職の育て方」（光朔会オリンピア山口宰常務理事、１０日１０時）など、経営層・施設長向けのプログラムも充実している。

　また今回、基調講演として、４月に大阪府大東市初の女性市長に就任した逢坂伸子氏が「介護予防・自立支援で介護人材不足を解決！超高齢社会に立ち向かう大東市の取り組み」をテーマに、住民主体の通いの場や生活支援充実へのプロセス、その効果を紹介する。

　セミナー受講は同展示会ウェブサイト（ＱＲ）より要事前予約。

　会場はインテックス大阪６号館Ａゾーン（大阪市住之江区南港北１―５―１０２）。９時受付開始、９時３０分～１７時開催。来場事前登録（同サイト）で入場無料。一般・学生は入場不可。

　問合せは運営会社のブティックス（ＴＥＬ０３・６３０３・９８０１）まで。

　７月３０日～８月１日に開催したケアテックス東京（夏）は、３日間で７２８４人が来場した。例年２～３月の東京ケアウィークに加え、今年は初の夏季開催。▽介護用品展▽介護施設産業展▽介護施設ソリューション展▽介護テクノロジー展▽ケアフード展――の５展で構成した同展示会には約１５０社が出展した。

　来年は８月６日～８日に、同じ東京ビッグサイトで行われる。

（シルバー産業新聞２０２４年９月１０日号）