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介護・福祉用具各社決算 売上順調も忍び寄るコロナの影響

介護・福祉用具各社決算 売上順調も忍び寄るコロナの影響

 介護・福祉用具各社の20年3月期決算が出そろった。今期は、消費税率の引き上げがあり、その影響など、景気の下振れリスクがある中、第4四半期には、新型コロナウイルス感染症が感染拡大し、景気減速の影響を受けた。

 介護事業各社では、ソラストが前期比32.7%増の売上げで、2期連続で大幅増を達成した(前期は41.8%増)。

 やまねメディカルを子会社として引き継いだSIホールディングスは、売り上げ12.1%増を確保した。

 一方、営業利益では、綜合警備保障が「介護事業」で47.4%増となり、SIホールディングスが22.8%増、ソラストが19.1%増と7社が増益を確保したが、ロングライフホールディングが62.5%減、ケアサービスが45.6%減など減益も7社となった。

 福祉用具関係企業でも、売上げは緩やかな回復基調で推移。

 期末にかけての新型コロナウイルス感染症の影響で、減速したが、ほとんどの企業が売り上げ増を確保した。

 営業利益では、ユニ・チャームやパラマウントベッドホールディングス、フランスベッドホールディングスが減益となったが、その他の企業は増益を確保した。
(シルバー産業新聞2020年6月10日号)

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