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泡のシャワーでやさしく洗身 「KINUAMI Care」

泡のシャワーでやさしく洗身 「KINUAMI Care」

 きめ細かく濃密な泡で身体を包み込み、肌をこすらずやさしく洗える「泡シャワー」が、通所や入所、居住系などの介護現場で活用されている。利用者の快適性向上と介護職員の負担軽減をサポートする「KINUAMI Care」(キヌアミケア)は、介護テクノロジー利用の重点分野「入浴支援」該当製品として、都道府県による導入助成の対象にもなる入浴サポートアイテムだ。

 同品は、スポンジでは作れないような、高密度な泡をシャワーから出せるのが特長。やわらかく温かい泡を肌に直接かけて全身にまとわせ、そのままやさしくなでるだけで、心地よくしっかりと身体を洗える。最後に本体レバーでお湯のシャワーに切り替えて泡を流せば、洗身が完了する。

 介護職員はボディソープを泡立てたり、かがんでこすり洗いするなどの必要がなく、介助負担が軽減。泡は20秒ほどで全身に行き渡らせられるので、介助時間の短縮にもつながる。肌の脆弱な高齢者にも刺激が少なく、洗い過ぎなども防げる。拘縮や褥瘡などのある人の洗身・清潔保持にも使いやすい。

【KINUAMI Care】製品説明編

 設置は簡単で、機器本体を壁面に設置し、ホースを浴室の水栓とつなげば、すぐに使える。専用ボディソープをお湯と多量の空気と混ぜ合わせることで、温かくきめ細かい泡がシャワーから出せる。消防車に使われている特殊な泡生成技術を応用した介護テクノロジーだ。充電式バッテリーで駆動するので電源も必要ない。

 元々家庭向けに設計された製品を改良し、ボディソープのタンク容量を600ml(約60回分)とたっぷり確保。タンクの開口部も広く、ソープの補充や内部の洗浄もしやすい。シャワーホースは2・5mと長く、ストレッチャー浴でも取り回しがよい。

 テクノエイド協会による介護施設でのモニター調査事業でも、同品の洗浄・保湿能力は通常入浴よりも高く、利用者の満足度向上や職員の負担軽減につながったことが報告された。
既存の水栓と簡単に接 続できる

既存の水栓と簡単に接 続できる

 タンクやシャワーホース・ヘッドなどからなる本体の価格は13万2000円(税抜)。都道府県の介護テクノロジー助成事業に申請し認められれば、購入費の75〜80%が補助される。4リットル入りの専用ボディソープは4本セット(計16リットル)で2万円(税抜)。

 詳細は同品ウェブサイトから。
 問合せは、豊田通商ヘルスケア・メディカル事業部(☎050-3155-9812)まで。

( シルバー産業新聞2025年6月10日号)

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