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インカムアプリで申し送り文字化

インカムアプリで申し送り文字化

 愛宕福祉会(新潟市、石崎昂一理事長)は一昨年、サイエンスアーツ(東京都渋谷区、平岡竜太朗社長)の「Buddycom(バディコム)」と周辺機器(イヤホン、ブルートゥースマイク)を導入した。特別養護老人ホームや通所介護などで情報連携の効率化に取り組んでいる。

 バディコムは、スマホやタブレット上でインカムのように発信できるアプリ。画面やイヤホンのボタンを押すだけで、1対1や複数人での通話が始められる。▽映像を共有しながらのグループ通話▽画像の送受信▽音声の自動文字起こし・録音▽リアルタイム多言語翻訳――など多機能を備える。

 もともと見守りのためにスマホを持ち歩いており、端末を増やさずに済む点に魅力を感じたという。直感で操作できる画面表示や文字起こしの速さも決め手となった。

 導入以前は決まった場所に設置された内線電話で連絡を取っており、コール音が鳴ると近くにいた職員が走って電話に出ていた。いち早く共有すべき情報があっても、誰にどこまで伝わっているか分からず、連携が取りにくいことが課題となっていた。

 導入後は、マイクに直接呼びかければすぐに特定の職員につながり、フロアやユニット内外の情報共有がスムーズに。申し送りや介助の応援を呼ぶ際に、職員を探し回っていた時間の削減にもつながった。

 音声の自動文字起こし機能も活用。以前は簡単な申し送りでも書面と口頭の両方で伝えていたが、現在はバディコムを通して話した内容をテキストに残し、必要に応じてメッセージで共有している。職員の負担軽減につながった。

 また、パラマウントベッドの見守りシステム「眠りCONNECT」と連携しており、利用者の状態に変化があった場合、部屋番号や名前とともに一斉に音声で通知。対応完了の報告までを一貫してアプリ上で行うことができる。
誰でも簡単に使える通話画面

誰でも簡単に使える通話画面

有事の連携体制強化にも

 日常生活以外の場面でもアプリの活用の幅が広がっている。

 これまで、伝言役が各フロアを回って情報を集約していた防災訓練では、避難誘導の進捗や利用者の安否確認をリアルタイムで共有。管理者が施設全体の状況を即座に把握し、職員配置などの指示や判断が迅速になった。
レクリエーションや季節行事などのイベント時も、連絡を入れるために職員の動きを止めることがなくなり、安全かつ円滑な運営ができている。

 バディコムについての詳細・問合せはこちらから。

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