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厚労省「CARISO」アワード 第1回グランプリにaba

厚労省「CARISO」アワード 第1回グランプリにaba

 厚生労働省は介護テクノロジーの開発を行うスタートアップ等の支援事業「CARISO」の一環として、第1回「CARISO Caretech Startup Awards」を3月2日に都内で開催した。グランプリには排泄検知センサー「ヘルプパッド」を製造・販売するaba(千葉県八千代市、宇井吉美社長)が選ばれた。

 ヘルプパッドは、100万件以上の排泄検知データをもとに、おむつ内のにおいや温度・湿度の変化から尿・便をAIが検知するセンサー。最適なおむつ交換のタイミングを通知することで、介護現場の大半が負担に感じているおむつを開けての確認、また対応遅れによる尿・便モレを回避する。

 宇井社長は「既存職員の負担軽減だけでなく、新たな人材採用につながった施設もある」と述べ、介護テクノロジーが職場選びの条件にもなっている実例を紹介した。同社はCARISOの支援を受け、海外事業も今後積極的に展開。「日本のテクノロジーを通じて、日本の介護を世界に発信することをミッションとしていきたい」と語った。
 今回のアワードは、介護現場の生産性・ケアの質の両立を実現する革新的な製品・サービスに挑戦するスタートアップを表彰するもの。社会的認知度を高め、スタートアップの成長を促すことを目的とする。61社がエントリー。この日はファイナリスト6社がピッチを行った。

 審査員特別賞には男性用集尿器「TIME SHIFT」のイントロン・スペース(東京都荒川区、今井茂雄社長)、スマートグラス「NASGlass」のBSCode(東京都港区、中内奈々社長)が選ばれた。

 CARISOは昨年6月に立ち上げ。相談・支援事業では、介護テクノロジー等の製品・サービスの実用化へ課題を抱える企業・アカデミア等と専門家(サポーター)をマッチングし、事業・販売計画などに対しきめ細かな伴走支援を行う。費用は無料。今年1月時点で相談申込は94件、うち54%が介護テクノロジー重点分野に該当する。

 問合せ・申込は同事業ポータルサイトより。
(シルバー産業新聞2026年4月10日号)

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