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アース製薬×シリウス「スイトルボディ」専用液剤の開発着手

アース製薬×シリウス「スイトルボディ」専用液剤の開発着手

 アース製薬(東京都千代田区、川端克宜社長)とシリウス(東京都台東区、亀井隆平社長)は、酸化制御技術「MA―T」を応用し、シリウス社の介護用洗身用具「switle BODY(スイトルボディ)」の専用液剤「switleCareWater(スイトルケアウォーター)」の開発に着手したことを2月12日、記者発表した。

 
「MA―T」は、ウイルスや菌が存在するときのみ瞬時に「水性ラジカル」を生成し、ウイルスなどを除去する。水と同程度のきわめて高い安全性をもちながら、除菌力を発揮(図)。金属や人の肌にも影響を及ぼさない。
今回開発をめざす製品は希釈タイプで、スイトルボディの清水タンクに水1Lあたりごく少量を混ぜて使用する。皮膚を清潔に洗身しながら、機器内部も清潔に保つことができる。

 シリウスが行った効果検証実験(国士舘大学体育学部スポーツ医学学科・櫻井勝教授)によると、MA―Tを用いたスイトルボディでの洗身は、従来の清拭と比べて7倍の除菌効果がみられた。

 亀井社長は「次亜塩素酸水は腐食性が高い上、使用者が変わるたびに除菌をする手間があった。人の肌に問題なく使えるMA―Tに魅力を感じ、共同開発にいたった」と説明。アース製薬・MA―Tビジネスセンター長の桜井克明氏は「MA―Tの優位性が発揮される介護分野で、従前からの次亜塩素酸水で除菌を検討していた同社に呼びかけたことが共同開発のきっかけ。今後は農業分野や空間除菌・消臭などにも展開していきたい」と話した。

(シルバー産業新聞2025年3月10日号)

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