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介護用品商談展「ケアテックス大阪」11/18~20

介護用品商談展「ケアテックス大阪」11/18~20

 関西最大級の介護用品・機器の商談展示会「ケアテックス関西」が今年より「ケアテックス大阪」に名称を変え、11月18日(水)~20日(金)に大阪南港のインテックス大阪で開催される。今年で5回目。検温・マスク着用や入場制限等による密回避など、徹底した感染対策のもと行われる。

「かかり増し費用」対象商品も一堂に

 介護分野でBtoBに特化した商談型展示会で、来場層は施設運営法人の役員や流通の仕入れ担当、介護・医療専門職といった業界関係者。一般・学生は入場不可としている。

 今年は約150社が出展。なかでも「感染予防・衛生用品ゾーン」は新型コロナ禍での感染対策用品が充実し、衛生水や除菌水などの各種製品を一堂に比較できる。他にもフェイスシールド等の個人防護具や検温機器など、「感染対策のためのかかり増し費用助成」の対象経費となる製品が目白押し。非接触・非対面のケアを助けるICT、見守り機器も多数出展する。これからのインフルエンザ流行期への備えとしても注目が集まる。

質の評価でニーズ高まる介護ソフト

 業務効率化、ペーパーレス化で導入が進む介護ソフトは、次期介護報酬改定の論点の一つ「質の評価」でその有効性が議論されている。

 現行の介護報酬は、専門職の手厚い配置等の「ストラクチャ評価」や排泄自立や褥瘡予防への取組み等の「プロセス評価」が中心。ここにADL改善等の「アウトカム評価」を加えるため、どのような利用者情報、ケア情報を記録できるかが、製品差別化の一つとなる。

 国は独自に、利用者のADLや口腔・栄養、認知機能等の状態をデータベース化した「CHASE」の利用受付を5月より開始。重複入力を避けるため、既存システムからの帳票出力も可能だが、システムベンダーの対応次第となっている。

 「介護システム大阪」ゾーンでは、各社システムのデモ体験が可能。記録項目以外にも、体温・脈拍等のバイタル測定結果の自動記録、また他事業所や病院、薬局等といった事業所外との情報連携機能なども比較のポイントとなる。

 会場では43セッションの専門セミナーも実施。「業界動向」「人事・教育」「介護予防」など目的に応じた11コースから選べる。特に今年は、「ウィズコロナ」を横串とした施設経営、認知症ケア、人材確保、地域づくり等のノウハウに関する内容が充実している。

 入場には同展示会サイト(http://osaka.caretex.jp/)からの来場事前登録が必要。

 問合せは主催者のブティックス(☎03・6303・9801)まで。

(シルバー産業新聞2020年11月10日号)

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