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厚労省「サービス継続支援事業」 介護事業者の経費を全額補助

 厚労省は、物価高騰対策として行う25年度補正予算事業「介護事業所等に対するサービス継続支援事業」の要綱を示した。今後、各都道府県で実施要綱が定められ、順次申請の受付が始まる。

 同事業では居宅療養管理指導を除く介護サービス事業所・施設を対象に、移動経費や猛暑・雪害対策物品、災害備蓄品の購入費に対し、サービス種別・規模ごとの上限額まで全額助成する(表)。

 要綱では①「介護サービスを円滑に継続するための対応」として、訪問・通所系を念頭に▽燃料費、有料道路通行料などの移動経費▽ネッククーラー(ヒーター)、熱中症対策ウオッチ、冷感(防寒)ポンチョ、スパイクタイヤ、スタッドレスタイヤなどの購入費――を例示。

 同じく、入所・通所・居住系などを想定し▽燃料費など利用者の生活環境改善、職員の負担軽減・勤務環境改善に必要な経費▽業務用スポットクーラー、業務用スポットヒーター、ホットカーペット、業務用加湿器、業務用温水給湯器(給湯用、暖房用、融雪用)、遮熱・遮光カーテン、ブラインド、換気扇・送風機/サーキュレーターなど居室や浴室等での温度管理や湿度管理に必要な設備・物品等の購入費――も対象例に挙げた。

 また②「災害備蓄等への対応」では、▽飲料水、食料品など備蓄物資の購入費▽ポータブル発電機、ポータブル電源・蓄電池等の購入費▽衛生用品、医療用品等の購入費▽簡易浄水器、冷房機、暖房機、簡易トイレ、清潔保持のための用具等の購入費▽その他災害への備えとして必要と認められる経費――を助成対象の例に掲げた。

 申請は1回限りで、①と②を同時に申請することもできる。助成額の上限は、訪問介護は訪問回数により1事業所あたり20~50万円、通所介護は月間のべ利用者数により20~40万円。その他の居宅系サービスは200万円、施設系サービスは定員×6000円まで助成される。

 同省は合わせて、「介護施設に対するサービス継続支援事業」の要綱も発表。介護保険施設を対象に、食材料費の購入に対して定員1人あたり1万8000円まで助成する。

 同省は両事業の電話相談窓口(TEL050・6875・3573)を開設し、問合せに対応している。

介護事業所等に対するサービス継続支援事業

【補助上限額】

■居宅系サービス事業所(訪問介護・通所介護・施設系以外、居宅療養管理指導除く)
1事業所あたり20万円

■訪問介護、通所介護
▽訪問介護:①20万円②30万円③40万円④50万円(1事業所あたり)
※①は集合住宅併設型、その他は延べ訪問回数②200回以下③201回~2000回④2001回以上

▽通所介護:20万円、30万円、40万円(1事業所あたり)
※延べ利用者数(300人、600人)で3区分

■施設系
定員1人あたり6千円

【補助対象の例】
〇介護サービスを円滑に継続するための対応

■訪問系、通所系
▽移動に伴い必要な経費:燃料費、有料道路通行料等▽猛暑対策用品や雪害対策用品:ネッククーラー(ヒーター)、熱中症対策ウオッチ、冷感(防寒)ポンチョ、スパイクタイヤ、スタッドレスタイヤ等

■入所施設、通所系、居住系、短期入所系
▽燃料費等(利用者の生活環境改善、職員の負担軽減・勤務環境改善に必要な経費)▽居室や浴室等での温度管理、湿度管理に必要な設備・物品等:業務用スポットクーラー、業務用スポットヒーター、ホットカーペット、業務用加湿器、業務用温水給湯器(給湯用、暖房用、融雪用)、遮熱・遮光カーテン、ブラインド、換気扇・送風機/サーキュレーター等

〇大規模災害等への備え
▽飲料水、食料品等の備蓄物資(ローリングストックの初期費用)▽ポータブル発電機、ポータブル電源・蓄電池▽衛生用品、医療用品▽簡易浄水器、冷房機、暖房機、簡易トイレ▽その他災害への備えとして必要と認められる経費

(シルバー産業新聞2026年2月10日号)

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