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ケアマネ受験者、対前年5400人増の4万6456人

ケアマネ受験者、対前年5400人増の4万6456人

 10月11日に実施された第23回介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)は、全国で4万6456人が受験した。昨年から5407人(13.5%)増となった。昨年のケアマネ試験は受験日に大型台風が接近し、東京都など13都県が試験を中止。今年3月に再試験が行われた。

 新型コロナウイルス感染が収束をみない中、各会場では検温や消毒、換気、受験者同士の距離の確保、会場の分散などの対策を講じて実施された。7月には厚生労働省から、今回の試験に限った特例として、マスクや消毒アルコール等の購入、3密を避けるために新たに手配した会場賃借料等のかかり増し経費などについて、地域医療介護総合確保基金の活用を可能とする事務連絡が発出されている。

 今後注目されるのは合格者数だ。前年の13万人から受験者の数が4割にまで激減した2018年は、合格率も過去最低の10.1%だった。そのため、4万9332人の受験者のうち合格者は4990人。それまで最も合格者が少なかった試験でも1万6000人超だったが、その3分の1以下にまで落ち込んだ経緯がある。

 一方、翌19年の受験者数が4万1049人とさらに減少したにも関わらず、合格率が19.5%に急上昇したため合格者は8018人と1.6倍になっている。第23回ケアマネ試験の合格発表は12月2日(水)。

(シルバー産業新聞2020年11月10日号)

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