コラム
「魅せる」屋外移乗機器 進化する福祉用具(3)
毎日の外出に欠かせない「屋外用の移動機器」。近年では、砂利道も手軽に移動できる機能性と、デザイン性にこだわった車いすが人気を集めている。
機能性・デザイン性の両面で進化する福祉用具の一部を紹介する。
■(1)「装着型」スーツで移乗支援(リンク先)
■(2)見守りを助けるセンサー技術(リンク先)
■(3)「魅せる」屋外移乗機器(本ページ)
■(4)排尿予測でトイレも安心(リンク先)
高齢者の中には、「介護が必要だと思われたくない」などの理由で外出を控える人もいる。そこで、自分が好きなデザインの福祉用具を見つけることで、外出意欲に繋げることができる。
WHILL(ウィル)が販売する電動車いす「WHILL Model C」には24個の小さなタイヤが集まった「オムニホイール」が使われている。小回りが利き、最大5㎝の段差も楽々と乗り越えることができる。
WHILL(ウィル)が販売する電動車いす「WHILL Model C」には24個の小さなタイヤが集まった「オムニホイール」が使われている。小回りが利き、最大5㎝の段差も楽々と乗り越えることができる。
また、北欧デザインでスタイリッシュなデンマークbyACRE社製のロレータ型歩行器「カーボン・ウルトラライト」(FANGOWより販売)がある。滑らかなフォルムで、機械的な印象を和らげ使用の抵抗感を軽減した。フレームはカーボン製で本体が4.8㎏と最軽量クラス。軽い力でよく進む。
「恥ずかしいから」との理由で、歩行器の利用を断念しているとの声もある。自分が気に入った福祉用具を見つけることが外出のきっかけにも繋がる。
(福祉用具の日しんぶん2020)