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「お泊りデイサービス協会」設立 業界全体のサービス品質の向上目指す

「お泊りデイサービス協会」設立 業界全体のサービス品質の向上目指す

 お泊りデイサービス協会(本部:東京都文京区、会長:藤田英明=日本介護福祉グループ会長)は2013年7月19日に設立、8月28日に設立総会を開催し、業界団体としての本格的な活動を開始した。 

 お泊りデイサービス協会は、日本介護福祉グループ(東京都墨田区)、アクロス(大阪府吹田市)、家族介護(東京都中央区)、ケア・トラスト(東京都豊島区)、女性能力開発研究所(埼玉県川口市)のデイサービス事業者5社が設立発起人となり、73社・156事業所(7月30日時点)が加盟している。

 お泊りデイサービスは、介護保険制度に基づく通所介護サービスに、自主サービスとして宿泊サービスを提供する新たなサービスモデルとして注目され、特に認知症高齢者を中心とする要介護者からの支持を得て、全国に急速に事業所が拡大している。

 ただ、事業モデル全般を懐疑的に見る傾向や、誤った情報に基づく議論が展開される状況もある。そのため、正しい情報を発信し、利用者に必要とされる介護サービス提供を実現できるよう、各事業所が情報交換し、研鑽する機会を提供することなどを目的に設立された。

 会費はお泊りサービスを提供する通所介護事業1カ所あたり月額1000円(年間1万2000円)。初年度に1000事業所、3年後に2000事業所の会員獲得を目指す。

 具体的な活動内容としては、東京都、大阪府による独自基準の遵守を推進するとともに、議論を重ね団体独自の基準案策定を目指す。今年度は年3回の勉強会と年1回の年次総会兼勉強会を開催する。今後の活動として、東京と大阪の2会場で、協会会員に向けた継続的な勉強会を開催し、業界全体のサービス品質向上を実現していく。

(シルバー産業新聞2013年9月10日)

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