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見守り機器・ナースコールと介護記録ソフトの連携・比較・体験ができる 「介護ICT体験フェア」 盛況
ITの計画策定から選定・導入・運用・保守・教育をワンストップで支援するキヤノンシステムアンドサポート(東京都港区、平賀剛社長)は、今年2~3月に介護施設向けのセミナー・展示会「介護ICT体験フェア」を全国6カ所で開催した。昨年まで実施していたセミナーから、ICT機器を実際に見て・触れることができる体験型イベントへ進化。複数メーカーの機器を連携・比較体験できるブースは、マルチベンダーとしての同社の強みを最大限に生かしたもので、参加者からも大変好評だった。8月からはさらに充実した内容で、8月20日の京都を皮切りに全国7カ所で行う。
全国に約150の拠点をもち、中小企業の業務課題解決をITで支援するキヤノンシステムアンドサポートは、2021年に介護福祉専任部署を立ち上げた。全国に専任メンバーを配置し、介護分野の強化をはかっている。現在、約300の特養、老健、有老ホーム等を支援。補助金に関する支援は7割を超える。
活動の一環として、介護福祉事業者向けのセミナーを積極的に開催。2023年は「介護ICT推進セミナー」と題して全国18カ所で実施し、①既にICT機器を導入している施設代表者の事例講演②介護記録ソフト「ケアカルテ」を開発しているケアコネクトジャパンによる、ICT化のポイント解説とソフト体験会③キヤノンシステムアンドサポートからIT導入補助金活用の紹介――の3つを主なプログラムとした。
参加者からは概ね好評だったが、新型コロナウイルス感染症が落ち着くタイミングだったこともあり、セミナーに加え、実際に見守り機器等の使用体験を行いたいとの要望が多数あった。
同社業種ソリューション営業推進本部の末岡淳一本部長は「介護業務のICT化をより進めるには、具体的な運用イメージをつかんでいただくことが大切。既存の導入機器も含め、組み合わせ方・使い方とその効果をもっと伝えられる場にすべきだと考えました」と話す。
そこで、今年はより「参加・体験」を重視した内容へ進化させた。一つは、社会福祉法人スマイリング・パークの山田一久理事長による事例講演で、合間にグループディスカッションの時間を数回設け、介護記録の方法など、参加者同士で情報交換を行えるようにしたこと。末岡氏は「われわれが思っていたより、自施設の現状を共有したいという思いが感じられました。日々、業務改善の課題認識を持ちつつも、多忙かつノウハウが不足している状況で、着手できないもどかしさを感じている施設が多いのかもしれません」と述べる。
活動の一環として、介護福祉事業者向けのセミナーを積極的に開催。2023年は「介護ICT推進セミナー」と題して全国18カ所で実施し、①既にICT機器を導入している施設代表者の事例講演②介護記録ソフト「ケアカルテ」を開発しているケアコネクトジャパンによる、ICT化のポイント解説とソフト体験会③キヤノンシステムアンドサポートからIT導入補助金活用の紹介――の3つを主なプログラムとした。
参加者からは概ね好評だったが、新型コロナウイルス感染症が落ち着くタイミングだったこともあり、セミナーに加え、実際に見守り機器等の使用体験を行いたいとの要望が多数あった。
同社業種ソリューション営業推進本部の末岡淳一本部長は「介護業務のICT化をより進めるには、具体的な運用イメージをつかんでいただくことが大切。既存の導入機器も含め、組み合わせ方・使い方とその効果をもっと伝えられる場にすべきだと考えました」と話す。
そこで、今年はより「参加・体験」を重視した内容へ進化させた。一つは、社会福祉法人スマイリング・パークの山田一久理事長による事例講演で、合間にグループディスカッションの時間を数回設け、介護記録の方法など、参加者同士で情報交換を行えるようにしたこと。末岡氏は「われわれが思っていたより、自施設の現状を共有したいという思いが感じられました。日々、業務改善の課題認識を持ちつつも、多忙かつノウハウが不足している状況で、着手できないもどかしさを感じている施設が多いのかもしれません」と述べる。
再現性高い「連携ブース」
もう一つの「参加・体験」は、セミナーと並行しICT機器の展示会を設けたこと。見守り機器5社、ナースコール3社、介護記録ソフト1社、移乗リフト1社、その他製品2社が出展し、使用感などを体験する参加者で会場は賑わった。
最大の特徴であり、一般的な展示会と異なるのが「連携ブース」と「比較ブース」。連携ブースは居室をイメージした場所に見守り機器・ナースコール・スマートフォンやタブレット端末、介護記録ソフトを設置し、動作検知とそれに伴う通知や記録がどう行われるかを実際に見ることができる。
介護ICTソリューション推進部の岡哲郎部長は「例えば心拍の状態が端末でどのように表示され、介護記録ソフトへ連携されるか。離床を見守り機器が検知し、ナースコール経由でスマホに知らせる動きなど、現場でよくあるパターンを幾つか用意しました」と説明。「既に見守り機器、ナースコール、介護記録ソフトのいずれかが入っている介護施設は多い。これらの機器が連携する利便性を展示会場で見て、感じていただけるよう工夫しました」と強調する。
最大の特徴であり、一般的な展示会と異なるのが「連携ブース」と「比較ブース」。連携ブースは居室をイメージした場所に見守り機器・ナースコール・スマートフォンやタブレット端末、介護記録ソフトを設置し、動作検知とそれに伴う通知や記録がどう行われるかを実際に見ることができる。
介護ICTソリューション推進部の岡哲郎部長は「例えば心拍の状態が端末でどのように表示され、介護記録ソフトへ連携されるか。離床を見守り機器が検知し、ナースコール経由でスマホに知らせる動きなど、現場でよくあるパターンを幾つか用意しました」と説明。「既に見守り機器、ナースコール、介護記録ソフトのいずれかが入っている介護施設は多い。これらの機器が連携する利便性を展示会場で見て、感じていただけるよう工夫しました」と強調する。
相対評価しやすい「比較ブース」
見守り機器の比較ブースでは、ベッドに複数メーカーの製品を同時に設置。ベッド上での一つの動きに対し、各機器の反応速度、感度、端末への通知方法、記録方法を見比べることができるため、自施設に合った機器を選定する際に参考となる。
「実際やってみると、メーカーごとに検知から通知、記録までに違いがあることが分かりました。一般的な展示会でも、各機器の良さは伝わるのですが、同時比較ができないのが難点。メーカー主導では限界があるところを、マルチベンダーの当社だからこそ実現できた内容です」と末岡氏は自信をのぞかせる。
また、両ブースともにキヤノンシステムアンドサポートの社員が説明を担当。あらゆる機器を熟知しているため、フラットな立場で説明・助言できる。
「実際やってみると、メーカーごとに検知から通知、記録までに違いがあることが分かりました。一般的な展示会でも、各機器の良さは伝わるのですが、同時比較ができないのが難点。メーカー主導では限界があるところを、マルチベンダーの当社だからこそ実現できた内容です」と末岡氏は自信をのぞかせる。
また、両ブースともにキヤノンシステムアンドサポートの社員が説明を担当。あらゆる機器を熟知しているため、フラットな立場で説明・助言できる。
97%が展示会「有益」
介護ICT体験フェアは今年2~3月に集中開催。横浜、広島、福岡、大阪、高松、仙台の6会場で開催し、計465人が参加した。
施設ごとの参加者数は平均2人で、施設長(決裁者)と介護職員・生活相談員(現場責任者)の組合せが多かった。参加者アンケートでは、セミナーは82%が「大変有益」または「有益」。展示会に至っては97%が「大変有益」「有益」だと回答している。DX実現に向けたITの計画策定から選定・導入・運用・保守・教育までをワンストップで支援する「まかせてIT DXシリーズ」の業種別ソリューション「まかせてIT 介護ソリューション」の提供を開始したタイミングでもあり、展示ブースでは質問も多くあがった。
8~9月には全国7会場で開催予定。セミナーでは「まかせてIT 介護ソリューション」の紹介を新たに加え、連携ソリューションの利便性を広く伝える。
岡氏は「連携ブースのパターンも増やす予定です。2~3月のフェアでは、自施設の既存機器がどこまで連携できるか知りたい、といった要望が多くあがりました。可能な限り現場の運用をイメージしてもらえるよう、ニーズに応えるイベントにしていきたいと思います」と述べた。
施設ごとの参加者数は平均2人で、施設長(決裁者)と介護職員・生活相談員(現場責任者)の組合せが多かった。参加者アンケートでは、セミナーは82%が「大変有益」または「有益」。展示会に至っては97%が「大変有益」「有益」だと回答している。DX実現に向けたITの計画策定から選定・導入・運用・保守・教育までをワンストップで支援する「まかせてIT DXシリーズ」の業種別ソリューション「まかせてIT 介護ソリューション」の提供を開始したタイミングでもあり、展示ブースでは質問も多くあがった。
8~9月には全国7会場で開催予定。セミナーでは「まかせてIT 介護ソリューション」の紹介を新たに加え、連携ソリューションの利便性を広く伝える。
岡氏は「連携ブースのパターンも増やす予定です。2~3月のフェアでは、自施設の既存機器がどこまで連携できるか知りたい、といった要望が多くあがりました。可能な限り現場の運用をイメージしてもらえるよう、ニーズに応えるイベントにしていきたいと思います」と述べた。
介護ICT 体験フェア 7会場で開催
◆見守り機器・ナースコール・介護記録ソフトの連携により、スマートフォン1台で業務が行える環境をご体感いただけます
◆最新見守り機器・ナースコール・インカムを一同に展示します
◆導入施設の代表が、介護福祉業界の抱える3つの課題『入職や雇用の継続』『サービスの品質向上』『生産性向上』と、それを解決するための業務のICT 化についてお話します
◆ケアコネクトジャパンが介護記録ソフト「ケアカルテ」の体験会を実施します
◆キヤノンシステムアンドサポートが、介護記録システムなどの ICT 機器・ソフトウェアの計画策定から選定、導入、運用、保守までをワンストップで支援するサービス「まかせてIT 介護ソリューション」についてお話します
【開催日時・開催地】
8/20(火)京都、8/23(金)大阪、8/27(火)札幌、9/3(火)青森、9/6(金)富山、9/10(火)小倉、9/13(金)名古屋
【詳細・申込はコチラ】
https://dmt2.canon.jp/css-kaigo-ict-fair-202408?utm_source=css_silver&utm_medium=referral&utm_campaign=css_silver_202407
【主催企業】(共同開催)
キヤノンシステムアンドサポート株式会社、株式会社ケアコネクトジャパン
【出展予定企業】(50音順)
アイホン株式会社、アビリティーズ・ケアネット株式会社、キング通信工業株式会社、株式会社ケアコム、ジーコム株式会社、SB C&S 株式会社、トーテックアメニティ株式会社、株式会社バイオシルバー、パラマウントベッド株式会社、フランスベッド株式会社
(シルバー産業新聞2024年7月10日号)
◆最新見守り機器・ナースコール・インカムを一同に展示します
◆導入施設の代表が、介護福祉業界の抱える3つの課題『入職や雇用の継続』『サービスの品質向上』『生産性向上』と、それを解決するための業務のICT 化についてお話します
◆ケアコネクトジャパンが介護記録ソフト「ケアカルテ」の体験会を実施します
◆キヤノンシステムアンドサポートが、介護記録システムなどの ICT 機器・ソフトウェアの計画策定から選定、導入、運用、保守までをワンストップで支援するサービス「まかせてIT 介護ソリューション」についてお話します
【開催日時・開催地】
8/20(火)京都、8/23(金)大阪、8/27(火)札幌、9/3(火)青森、9/6(金)富山、9/10(火)小倉、9/13(金)名古屋
【詳細・申込はコチラ】
https://dmt2.canon.jp/css-kaigo-ict-fair-202408?utm_source=css_silver&utm_medium=referral&utm_campaign=css_silver_202407
【主催企業】(共同開催)
キヤノンシステムアンドサポート株式会社、株式会社ケアコネクトジャパン
【出展予定企業】(50音順)
アイホン株式会社、アビリティーズ・ケアネット株式会社、キング通信工業株式会社、株式会社ケアコム、ジーコム株式会社、SB C&S 株式会社、トーテックアメニティ株式会社、株式会社バイオシルバー、パラマウントベッド株式会社、フランスベッド株式会社
(シルバー産業新聞2024年7月10日号)