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25年かわさき基準認証 「スイトルボディ」など7製品
川崎市は3月2日に「ウェルフェアイノベーションフォーラム2026」を開催、高齢者・障がい者の自立支援に資する製品を同市が認証する独自制度「かわさき基準」(KIS基準)の認証式を行った。
2025年度は「介護用洗身用具switle BODY」(シリウス)、「だんだんシリーズ脳トレーニングアプリ」、同「情報保障アプリ」(ダンウェイ)、「移動式リフトシリーズ」「リフト付シャワーキャリーシリーズ」(いうら)、「アームスリングシャツ」「車いす利用者用晴雨兼用ウェア」(ケアウィル)の4社・7製品が認証。これで認証製品は計308製品となった。
表彰を行った福田紀彦市長は「KIS基準は産業の力で介護・福祉を変える、との想いで始まった。人手不足の中でどう負担を軽減し、そして高齢者・障がい者の自立支援・社会参加にどうつなぐか。超高齢社会の課題へ、引き続き川崎市からチャレンジしていきたい」と語った。
表彰を行った福田紀彦市長は「KIS基準は産業の力で介護・福祉を変える、との想いで始まった。人手不足の中でどう負担を軽減し、そして高齢者・障がい者の自立支援・社会参加にどうつなぐか。超高齢社会の課題へ、引き続き川崎市からチャレンジしていきたい」と語った。
挨拶する福田市長
同制度は08年度に創設。①人格・尊厳の尊重②利用者の意見の反映③自己決定④ニーズの総合的把握⑤活動能力の活性化⑥利用しやすさ⑦安全・安心⑧ノーマライゼーション――の8つの理念に基づき、優れた福祉製品を認証する。申請者はメーカー、販社のいずれも可だが、同市内に事業所があることが要件。この日は認証製品の展示も行われた。
講演会では、川崎市、産業技術総合研究所と共同し福祉製品の開発支援プロジェクト「川崎ウェルテック」を運営する東京科学大学・西田佳史教授が「ウェルテック活動報告と国内動向」をテーマに登壇。生活の安全性を高める「小さな環境デザイン」の重要性を説いた。
「例えばキッチン台の縁部分。水が床にこぼれ落ちないための仕様だが、高齢者へのアンケートでは、このちょっとした出っ張りが身体を支えるのに安心するとの声があった」と説明。より軽微な支援で、導入ハードルも低く、使用しない人は気にならない「さりげない手掛かり」がフレイル予防・転倒予防に寄与できると述べ、工学的な検証を重ねていくとした。
講演会では、川崎市、産業技術総合研究所と共同し福祉製品の開発支援プロジェクト「川崎ウェルテック」を運営する東京科学大学・西田佳史教授が「ウェルテック活動報告と国内動向」をテーマに登壇。生活の安全性を高める「小さな環境デザイン」の重要性を説いた。
「例えばキッチン台の縁部分。水が床にこぼれ落ちないための仕様だが、高齢者へのアンケートでは、このちょっとした出っ張りが身体を支えるのに安心するとの声があった」と説明。より軽微な支援で、導入ハードルも低く、使用しない人は気にならない「さりげない手掛かり」がフレイル予防・転倒予防に寄与できると述べ、工学的な検証を重ねていくとした。
西田教授
関連して、経済産業省が昨年度創設し西田氏が選考委員を務める「+あんしん」表彰制度も紹介。仮に製品の誤使用等があった場合も安全性を担保する製品を表彰する。今年度は「遮断機式手すり」(マツ六)、「グリル付きビルトインこんろ」(リンナイ)など6製品が受賞している。
西田氏は「重大製品事故の3割を占めるのが『誤使用・不注意等』。これをヒューマンエラーで片付けず、子どもや高齢者が『必然的にとる行動』と捉える。心身状態が変わり続けることを織り込んだデザインが今後より求められる」と強調した。
西田氏は「重大製品事故の3割を占めるのが『誤使用・不注意等』。これをヒューマンエラーで片付けず、子どもや高齢者が『必然的にとる行動』と捉える。心身状態が変わり続けることを織り込んだデザインが今後より求められる」と強調した。
(シルバー産業新聞2026年4月10日号)


