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NTT東×トライト 介護ICT体験・実証ラボ 4月より

NTT東×トライト 介護ICT体験・実証ラボ 4月より

 トライト(大阪市、笹井英孝社長)と東日本電信電話(以下「NTT東日本」)(東京都新宿区、澁谷直樹社長)は、介護人材不足等の課題解決へ向けたICT推進の連携に取組む。第一弾として、地域の課題解決をめざすNTT東日本のソリューション体験施設「NTT―eCity Labo」(東京都調布市)で、介護事業所向けICT活用の体験・実証フィールドの運用を4月1日に開始した。

 同ラボでは、トライトの子会社であるブライト・ヴィー(名古屋市、飯田友一社長)のデータ連携プラットフォーム「ケアデータコネクト」をコア技術として設置。施設内で異なるメーカーのセンサー、介護ソフトを導入している場合も、同システムがハブ役となり測定・取得した情報を一元管理でき、記録・分析の省力化につながる。

 現在、同システムは主要ヘルスケアメーカー40社以上と連携。笹井社長は「特にセンシング技術は多種多様。ケアデータコネクトと連携すればメーカーの開発工数削減も助け、介護業界への参入促進になる」と説明。「生産性の向上は人が辞めない職場づくり、質・量両面での人材確保の充実につながる。介護サービスの質や生産性を高めるためにも支援していくべきテーマだ」と強調する。

 この他、同ラボで体験可能な製品は、見守りセンサーが「LASHIC」(インフィック)、「Neos+Care」(ノーリツプレシジョン)、「aams」(バイオシルバー)の3製品、インカムが「BONX WORK」(BONX)、介護ソフトが「ワイズマンSP」(ワイズマン)(4月現在。順次拡充予定)。

 介護事業者のラボの見学・体験予約はNTT東日本(Eメールvp-3con-1-ml@east.ntt.co.jp)まで。
多種センサー・ソフトを一元管理できるケアデータコネクト

多種センサー・ソフトを一元管理できるケアデータコネクト

(シルバー産業新聞2024年5月10日号)

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