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テクノエイド協会 新年交流会開催

テクノエイド協会(大橋謙策理事長)は1月14日、都内で新年交流会を開催した。

 挨拶に立った大橋会長は、「ISO(国際標準化機構)の福祉用具は対象が広い。BCP(事業継続計画)への対応は地域をあげて対応を図る必要がある」と利用者や地域の課題により広い視点が求められていると話した。

 講演には、パラリンピック陸上400m日本記録保持者の池田樹生選手が登壇。「義足の選手は、スタートは健常者より遅いが、その後は速い。走り幅跳びのドイツのマルクスレームは、義足というテクノロジーで世界記録を樹立した。自分は学校の持久走で、40人中20位だったのに、記録は40位とされた。数百万円する競技用義足だが、若い人たちも使えるようになれば」と話した。

 団体報告では、日本義肢装具士協会の東江由起夫会長が「北海道や東北から義肢装具士養成校がなくなった。義肢装具士の仕事をもっと知ってほしい」と述べた。
 JASPA介護リフト普及協会の森島勝美会長は「リフト市場は22年度で8600台、30億円。介護者不足の中で健康な労働環境が必須。ノーリフティングケアを進めたい」と話した。

 厚生労働省老健局の内田正剛福祉用具・住宅改修指導官は、24年改正で導入されたモニタリングの実施時期の明確化と、ケアマネジャーへの交付、福祉用具貸与・販売の選択制について解説したほか、福祉機器開発助成について各省庁から説明が行われた。

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