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クレディセゾン 雇用契約の電子化サービス開始

クレディセゾン 雇用契約の電子化サービス開始

 クレディセゾン(東京都豊島区、山下昌宏社長)は11月10日、雇用契約書電子化サービス「SAISON Sign」を新たにリリースした。企業担当者は雇用契約書の作成・送信、従業員側は契約内容の確認・同意が全てウェブ上で行える完全ペーパーレス化。印刷・郵送していた従来の方法と比べ、手間や時間的コストの大幅な軽減を支援するだけでなく、リモートワークでも活用可能だ。

更新手続を迅速・効率化

 労働条件の通知は、これまで書面による交付とされていたが、2019年4月1日の労働基準法施行規制改正により、労働者が希望した場合にはウェブメールサービス等の電磁的方法での明示が認められた。同サービスは、留意点も含め、法要件を満たした仕組みとなっている。非正規・短期雇用を多く抱える事業者では毎月複数の契約更新の手続きが発生することから、電子化による業務効率化のメリットが期待されている。

 SAISON Signの特長の一つは、ウェブ上で従業員の雇用契約に係る手続きを行う際、更新時期や従業員の同意状況などを確認できる期日管理機能。各月の契約更新対象者が一目で把握でき、「下書き中」「社内承認中」「同意依頼中」「締結」などのステータスで分類されるため、手続きや確認の漏れを防ぐ。 契約更新対象者へは契約内容と同意依頼メールの一括送信が可能。契約内容のテンプレート作成・データ編集はクレディセゾンが代行し、作業負担も少ない。

 スマートフォン等でメールを受け取った従業員は専用画面へアクセスし、契約内容の確認・同意を行う。同意完了後すぐに、従業員へ労働条件通知書のPDFが送られる。未同意の従業員へは催促メールを自動配信。作業担当者への作業滞留アラートも設定できる。同意済の労働条件通知書はクラウド上でPDF保存。社内の管理階層別に各種画面・データのアクセス権限が設定できる。

 導入費は無料。給与前払サービス「アドバンストペイセゾン」ユーザーは月額費無料、1契約ごとの従量課金制にて利用可能。

 問合せは同社(☎03・3988・2135)まで。

(シルバー産業新聞2020年11月10日号)

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