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フランスベッド「自動寝返り支援ベッド」

フランスベッド「自動寝返り支援ベッド」

 フランスベッドの自動寝返り支援ベッドが、20年4月1日から人材確保等支援助成金の新規対象に認定された。同助成金の介護福祉機器助成コースに新設された「体位変換機能を持つベッド」の対象機種に認定されたもの。

 昨年度までの「エアマット(体位変換機能のあるもの)」が「体位変換器」と名称変更になるとともに、「体位変換機能付きベッドFB―640」が新規対象に組み入れられた。現時点で、「体位変換機能付きベッド」に該当するのは、フランスベッドの自動寝返り支援ベッドのみ。介護業務の効率化をめざす厚労省は、定期的な体位変換が必要な人の介護業務の負担軽減が期待できるとしている。
 自動寝返り支援ベッドは、最大24時間の自動運転で、床板が右に左にゆっくり時間をかけて傾いていき、体圧を分散することで寝返りをサポートするしくみ。介護負担を軽減し、腰痛予防に役立つとともに、人手による体位変換がないため、体に触れられることなく、夜中もぐっすり眠ることができる。
 また、手元スイッチによって自分の好きな時に好きな角度に設定できて床ずれ予防ができる。手動運転も可能。

 商品の特長をまとめると、

(1)体を動かすことが困難な人の寝返りを支援し、腰痛など介護者の身体的負担を軽減する。

(2)寝返りの角度や時間、速度などを細かく設定可能な自動運転の寝返りサポート機能がある。

(3)通常の介護ベッドと同様に用途に合わせて、背上げ・脚上げ・高さ調節が可能。

(4)着脱可能なヘッドボードとフットボード。

(5)ワンステップでロックと解除が可能なキャスター。

 助成対象となった人材確保等支援助成金(介護福祉機器助成コース)は、身体的負担の改善度による「機器導入助成」と離職率低下・生産性向上による「目標達成助成」の2つの助成で支給される。「機器導入助成」「目標達成助成」の両方の要件を満たした場合、最大300万円の助成が受けられる。

 「機器導入助成」は3カ月~1年の機器導入期間を経て、「身体的負担が大きいと感じている職員数の改善率が70%以上」等の要件を満たした場合に、機器導入関係費の25%(最大150万円)を助成される。費用には、機器購入費(保守契約費含む)のほか、機器使用のための研修費も含まれる。

 「自動寝返り支援ベッド」は、昨年5月15日(水)にシンガポールで開催された「第7回アジア太平洋高齢者ケア」革新アワード部門で最優秀賞を受賞した。

 ☎03・6741・5500

 商品サイト https://medical.francebed.co.jp/brand_site/negaeri/

(シルバー産業新聞2020年5月10日号)

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