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「カトレア」シリーズ最新型 酒井医療

「カトレア」シリーズ最新型 酒井医療

 酒井医療は、座位入浴装置「カトレア」をフルモデルチェンジし今年5月より発売した。ユーザーの声をもとに操作性・安全性をより向上させた仕様となっている。様々な身体機能レベルに対応できるため、重度者の受け入れに積極的なデイサービスや、ユニットケアを推進する特養などへの導入が進んでいる。

 当社浴槽の従来からのコンセプトは入浴者と介助者が常に対面していること。浴槽への出入りの際も身体、手足の状態や表情を確認しながら行え、利用者にとっても介助者が見えるので機械浴に対する不安感を取り除く。また一人ひとりに100%新しい湯を使用するのも衛生・快適性における特長。これらの基本コンセプトと新たな機能により「カトレア」が進化した。

 最も進化した一つ目は入浴用車いす。ティルト機能付きとフルリクライニング機能付きの2種類を備えた点。特にフルリクライニング式は側臥位がとれるため、座位では困難な背中や臀部の洗体を一人でも行いやすく介助負担を軽減する。

 また座面とキャスター部分は従来の着脱分離型から一体型に変更。浴槽へアプローチする際の音や振動を軽減しスムーズな介助を実現する。さらにキャスター部のフレームを見直し介助者がさらに一歩、ご利用者に近づけるので介助しやすく労力を軽減する。

 二つ目はデザインを一新した浴槽。構造を一から見直しさらなる少湯量を実現。一方で水深を10㎝深くし大柄なご利用者でも肩までじゅうぶん浸かれる構造とした。小柄なご利用者も自動湯はり機能により、浴槽の上縁から11㎝のところで給湯が自動停止するため安心かつ安全だ。

 改良された大型操作パネルによって給湯状況・次の操作を行う際のタイミングを目視で確認できる。またニーズが高まっている停電対策として、手動で浴槽を下げることができるレバーを新設した。

 基本コンセプトを継承しながら新たな機能を浴槽・入浴用車いすそれぞれに加えたことで、当社が得意とする入浴サービス全体の環境改善ノウハウをさらに充実し、ご提供していきたい。(談)
営業推進部主幹 大西由延氏

営業推進部主幹 大西由延氏


(シルバー産業新聞2012年10月10日号)

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