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電動カートのある暮らし 【こんなに変わる!①】

電動カートのある暮らし 【こんなに変わる!①】

 「福祉用具の日しんぶん」を読んで、福祉用具にはいろいろな種類や機能があることがわかった! だけど、実際の生活はどれくらい便利になるんだろう? 

福祉用具を使えば新しい趣味も

Q:体が動かないと 外出は難しい?

 脳出血で倒れ、左半身にマヒが残ってしまった松田宏さん(取材当時75歳)。短い距離なら、短下肢装具をつけて歩くこともできたが、長距離の移動には車いすが必要になった。
 不自由な暮らしかと思いきや、「体がこうなるまでは仕事ばかりの毎日で、趣味を楽しむことも少なかった。今は電動カートのおかげで趣味に勤しみ、毎日楽しく暮らしています」と笑顔を見せる。

A:電動カートがあれば行きたいときに行きたいところへ

 松田さんは電動車いす歴15年の大ベテラン。雨の日以外は毎日、自宅近くの公園へ散歩に出かける。手すり付きの歩行練習ができるスペースで、歩く訓練を行うためだ。15年も通っていると知り合いもでき、仲間同士でのおしゃべりも日課になっている。
 歌の会、古文、懐メロ、習字、教会通い、英会話、絵手紙、コンサート――全て身体が不自由になってから松田さんが始めた趣味だ。中には片道40分かけて電動カートで通うものも。「電動カートのおかげで、人の手を借りずに自分の行きたい時に行きたい所へ行けるんです。なかったらこんなにいろんなことはできないですよ」(松田さん)。
■「②電動リフトのある暮らし」 に続く(リンク先)

(福祉用具の日しんぶん2017年10月1日号)

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