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嚥下・栄養評価、介護テックで促進 4月より重点分野、補助金対象に
経済産業省と厚生労働省は、介護ロボットやICT等を活用した介護サービスの質向上、負担軽減等の推進を目的とした「ロボット技術の介護利用における重点分野」を6月に改訂し「機能訓練支援」「食事・栄養管理支援」「認知症生活支援・認知症ケア支援」の3分野を加えた9分野(16項目)とした。名称も「介護テクノロジー利用の重点分野」に変更。来年4月より改訂後の重点分野で運用が開始される。
「食事・栄養管理支援」は、誤嚥検知または栄養管理支援のいずれかを有する機器・システム。誤嚥検知は、誤嚥発生(リスク)を検知し、介護従事者等への通知とデータ収集ができるもの。栄養管理支援は食事摂取内容等のデータ収集、それに基づき低栄養等の課題を把握できるものとする。
収集された情報は介護記録システムやケアプラン作成支援ソフト、LIFE等と連携、あるいは管理栄養士や介護職員等の多職種に共有され、栄養改善に資する食事・栄養管理の業務効率化が期待されるものであれば、より評価が高い。
介護報酬上では既に、低栄養リスク者の把握・対応を評価する「栄養改善加算」や「栄養マネジメント強化加算」、また24年度改定で新設された、在宅利用者の口腔スクリーニングを行う「口腔連携強化加算」などが設けられ、収集すべき口腔・栄養情報や記録様式は示されているが、「収集方法」まではあまり明記されていない。今回の対象機器・システムは口腔・栄養評価のための情報収集を効率化し、各種加算取得を助けるツールになる可能性が高い。
また、同重点分野の機器は厚労省「介護テクノロジー導入支援事業」の補助対象。次年度以降、各都道府県の取扱や導入実績も注目される。
収集された情報は介護記録システムやケアプラン作成支援ソフト、LIFE等と連携、あるいは管理栄養士や介護職員等の多職種に共有され、栄養改善に資する食事・栄養管理の業務効率化が期待されるものであれば、より評価が高い。
介護報酬上では既に、低栄養リスク者の把握・対応を評価する「栄養改善加算」や「栄養マネジメント強化加算」、また24年度改定で新設された、在宅利用者の口腔スクリーニングを行う「口腔連携強化加算」などが設けられ、収集すべき口腔・栄養情報や記録様式は示されているが、「収集方法」まではあまり明記されていない。今回の対象機器・システムは口腔・栄養評価のための情報収集を効率化し、各種加算取得を助けるツールになる可能性が高い。
また、同重点分野の機器は厚労省「介護テクノロジー導入支援事業」の補助対象。次年度以降、各都道府県の取扱や導入実績も注目される。
(シルバー産業新聞2024年11月10日号)