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3月サービス 利用自粛顕著 デイ利用者3万人減

3月サービス 利用自粛顕著 デイ利用者3万人減

 2020年3月サービス分の介護保険給付で新型コロナウイルスの影響が顕著になった。

  前月より受給者数で、通所介護は3万1802人減(▲2・8%)、通所リハビリテーション2万6517人減(▲4.3%)、短期入所生活介護1万896人減(▲3・4%)、短期入所療養介護介護(老健)2144人減(▲5・0%)、認知症対応型通所介護1356人減(▲25%)、地域密着型通所介護1万5972人減(▲3・9%)など、1カ月の落ち幅としては大きくなっている。

 給付費(自己負担除く)でみても、20年3月は総額7986億円で前年同月比3・6%増に止まった。前年同月比でみて、2月は7・4%増、1月は6・7%増で推移していたため、これらと比べると、伸び率が半減したことが分かる。

 こうした大きな伸びは消費税率引上げに伴って19年10月に実施された基本報酬アップと介護職員等特定処遇改善加算が反映している。

 一方、前月より利用者数が伸びたサービスは、訪問介護0・4%増、訪問入浴介護1・0%増、訪問看護0・6%増、特定施設入居者生活介護0・5%増など。こうした中には、デイサービスの休業要請や利用自粛に対する代替があると見られている。

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