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トップインタビュー SOMPOケアソリューションズ 28年度売上100億円めざす

トップインタビュー SOMPOケアソリューションズ 28年度売上100億円めざす

 7月1日に設立したSOMPOケアソリューションズ(東京都品川区、以下「CSL」)は、SOMPOケアが培ってきた技術やサービスのノウハウを広く提供し、介護業界全体の底上げをめざしている。「2028年度には外販の売上高100億円をめざす」と語る薄(うすき)一臣社長に、成長戦略と今後の展望を聞いた。

 同社はICT支援を手掛けるセットアップと、高齢者向け食事販売のSOMPOケアフーズの2社を合併し、SOMPOケアのソリューション事業を移管して発足した。

 2028年度の外販売上目標は100億円。実現に向け、単発の商品・サービスの提供ではなく、介護事業者の経営や現場の課題を継続的に幅広く解決する事業モデルを構築する。運営・業務改善コンサルティング事業では▽生産性向上▽経営改善▽人材・教育▽厨房運営――など多様な相談を受け付け、ヒアリングやタイムスタディを実施する。相談を受けた内容だけではなく、根本的な課題を見つけ、事業所全体の改善をはかる。年内には新たに月額制の経営伴走支援サービス提供も予定する。

 薄社長は「これまでたくさんの事業者と対話をしたが、さまざまな課題を抱える中で何から手を付ければよいか分からないという声が非常に多かった。『困ったことがあったら、まずはなんでもCSLに相談しよう』と思ってもらいたい」と話す。

NDソフトの顧客基盤を活用し普及の加速めざす

 サービスの普及・拡大に向け、SOMPOホールディングスが23年に子会社化したNDソフトウェアとの連携を強化する。11月リリース予定の「ほのぼのONE」の施設運営マネジメント機能は、時間帯や職種別の状況をタイムスタディで可視化。CSLの伴走支援サービスと組合わせることで、見えた課題の具体的な改善策の提示までワンストップで支援する。

 また、「ほのぼの」シリーズが約7万2300事業所に導入されているNDソフトウェアの顧客基盤を活用。CSL単独では十分にアプローチできなかった全国の介護事業者への接点を広げる。

病院向け「デリパック」の開発・販売

 医療市場への参入も見込む。これまでSOMPOケアフーズが提供していた完調済冷凍食材「デリパック」を、高カロリー対応や減塩などのニーズに合わせて新開発。年内をめどに、介護現場と同じく厨房の人手不足が加速する病院向けに提供する。SOMPOグループが持つ既存の医療機関チャネルを活用し、市場拡大をめざす。

 薄社長は「こうした取組みで蓄積した事業者の悩みや解決策はAIも活用しながら分析し、最適な介護経営の標準モデルの確立につなげたい。高齢化先進国である日本の介護ビジネスモデルとして、世界に展開していくことをめざす」と今後の構想を語った。
(シルバー産業新聞2026年10月10日号)

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