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自分史「私の絵本」 グッドデザイン賞受賞

自分史「私の絵本」 グッドデザイン賞受賞

 写真主体の自分史づくり「私の絵本」が、認知症の予防・改善に役立つと評価されて、2014年グッドデザイン賞を受賞した。依頼者側の資料と取材によって約2カ月で納品される。「家族にとって親や祖父母と向き合うきっかけに」とプロデューサの阿部さん。

認知症予防を評価

 秋田市の「私の絵本カンパニー」代表の北林陽児さんが中心となり、福祉用具レンタル「かんきょう」の阿部翔取締役、「バウハウス」の森川恒社長が組んで、13年10月から事業をスタートした。
 「私の絵本」は、「生きた証しを遺す」「続く世代を励まし勇気を与える」読みたくなる自分史をめざして、写真の準備や話ができればだれでも簡単に制作できるのが特徴。

 プロデューサーを務めた阿部さんは、「制作を通じて、親や祖父祖母がどのような人生を送り、がんばり、いまの自分につながってきたのかを知ることで、たとえ認知症状があってもしっかり向かい合えます。ご本人もこれまでの一生を振り返ることで自信がよみがえる。その意味で、私の絵本は心をケアするための福祉用具です」と説明する。
「私の絵本は」福祉用具ですという阿部さん

「私の絵本は」福祉用具ですという阿部さん

 制作は、依頼者が写真や手紙・はがき、身分証など資料を準備し、ライターが2時間2回を基本に取材。文章作成・デザイン、校正を経て、印刷・納品となる。制作期間は2カ月。現在代理店を募集中で、資料集めを担ってもらえれば、制作は秋田で行う。

 価格は、21cm×21cm・20頁、ハードカバー仕立て3冊、ソフトカバー仕立て10冊で、ともに6万円。地元の銀行や薬局などのロゴマークを入れると、協賛広告費が入るので、価格は4万8000円に下がる面白い仕組みもある。

 問合せは秋田贔屓(☎018・853・7470)。

(シルバー産業新聞2014年11月10日号)

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