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ジャパン・レジリエンス・アワード 特養・六甲の館やシリウスらが受賞

ジャパン・レジリエンス・アワード 特養・六甲の館やシリウスらが受賞

 レジリエンスジャパン推進協議会は4月22日に「第11回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」の授賞式を開催した。

 国際医療財団、特別養護老人ホーム六甲の館、シリウス、アース製薬が「『避難所の要介護者ケア革命!』~『switleBODY』と『MA―T』を活用した次世代感染対策とかんたん入浴~」で国土強靱化担当大臣賞を受賞。

 避難所(特に福祉避難所)での感染対策と衛生環境保持に向けた、研究機関・社会福祉法人・民間企業の連携した取り組みが高く評価された。

 同表彰は、2014年からスタートした、次世代に向けたレジリエンス(強靭化)社会構築への活動や技術・製品開発等に取組む先進的な企業・団体を評価・表彰する。

 シリウスの「switleBODY(スイトルボディ)」は要介護者をベッドに寝かせたまま全身を洗える介護用保清用具で、タンクから伸びたホースのヘッドを肌に当てながらすべらせ、水やソープを噴射し、同時に吸いあげることで周囲をほとんど濡らさずに身体を洗うことができる。

 アース製薬の「MA―T」は、ウイルスや菌が存在するときのみ瞬時に「水性ラジカル」を生成し、ウイルスなどを除去する。スイトルボディにMA―Tを使用することで、身体(肌)の衛生維持の他、機器内部の衛生管理が期待できる。

 特養六甲の館では各フロアにスイトルボディを導入し、入浴介助の質向上・業務効率化に努めている。また、行政・地域一体となった防災訓練を毎年実施。災害時の清潔保持の一つとして、同製品の活用を想定する。

 シリウスの亀井隆平社長は「介護の省力化のために開発したスイトルボディが、国土強靭化にもつながり感無量」と受賞の喜びを語った。
(シルバー産業新聞2025年5月10日号)

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