若手人材育成の一環として、ロールプレイング形式で福祉用具の知識や選定技術を披露する場と
して実施。同社の福祉用具専門相談員４人が出場し、「ケアマネに向けた福祉用具プレゼン」と、「地域の専門職向けを想定した勉強会開催」について披露した。

　審査員は同社篠本高基社長、豊通オールライフ・亀井健男社長、リマインド・尾﨑昌紀社長、イーアス・武田二郎社長、ユナイテッドケア・菅ノ又正史社長、そらりす居宅介護支援事業所・浦本玲子氏。このほか地域のケアマネジャー約27人、福祉用具メーカー５社が参加した。

　福祉用具プレゼンではそれぞれ提案する用具を決め、オリジナルのチラシを用いながら想定される利用者像や、福祉用具の使い方とポイント等を３分間で説明。

　勉強会開催では、各人が選んだ▽入浴時のヒヤリハット▽シーティングについて▽排泄支援▽エアマットレスの選び方――などについて、地域の多職種に向けた勉強会を想定して１５分でプレゼンを実施した。

　発表は▽声のトーンや大きさ▽商品のポイントのわかりやすさ▽個性や強みを感じ、印象に残る営業かどうか▽印象に残る営業だったか▽チラシのわかりやすさ▽勉強会の内容はよかったか――などを基準にそれぞれ３０点満点で評価する。

　優勝したのは横浜青葉営業所の立林柚貴さん。篠本社長より賞金１０万円が贈られた。▽シーティングではよくない理由と原因と対策について順を追って説明していてわかりやすかった▽商品のことをとても詳しく知っているので安心して仕事を頼める――などが評価点。

　このほか、今年度からは福祉用具メーカーが自社商品をプレゼンする「ベッドジャッジメントタイム」を実施。シーホネンス、パラマウントベッド、プラッツの３社が出場した。

　シーホネンスは在宅介護ベッド「Emi」を紹介。電動ヘッドレスト機能はボタン１つで誰でも簡単に頭頚部のポジショニングが可能。また、フットレストや肘がおけるサイドテーブルを組み合わせることでベッド上での姿勢が維持しやすい。

　パラマウントベッドは利用者・家族が快適に利用できる楽匠Ｚの特徴を紹介。ラクリアモーションは、背上げに伴う体のズレを抑えて、端座位が撮りやすく、また家族などと目線を合わせられる角度に調整できる。ベッド下のスペースが広く、足を踏み込んで介護しやすい。

プラッツは夜間の高齢者の転倒を防ぐ「人感センサー付フットライト」を紹介。特殊寝台に設置できることから、起きてすぐに足元を照らすことができる。

　今大会ではシーホネンスの発表に多くの票があるまった。多くのケアマネが「便利な機能があるのを知らなかった」とメモを取りながらプレゼンに聞き入っていた。

　篠本社長は「参加者の４人はここに至るまで、各営業所の職員と協力し合い長時間の勉強と発表の練習に取組んできた。今後も事業所全体で力を合わせて利用者、ケアマネの皆様に良いサービス提供できるように取組んでいきたい」と語る。

　問合せはイーライフ（☎045-520-3387）またはホームページ（https://e-lifecare.com/）より。