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介護関連上場企業決算 コロナ禍でも回復鮮明

介護関連上場企業決算 コロナ禍でも回復鮮明
ベネッセHD
 ハートメディカルケア(21年末にプロトメディカルケアから商号変更)を子会社化。コロナ禍で入居率低下あるも、前期比4住宅増による顧客数増に。高齢者ホーム・住宅の施設数。
「アリア」27施設(+2)、「くらら」39、「グラニー&グランダ」154(+2)、「まどか」57、「ボンセジュール」49、「ここち」15、「リレ」2。計343(+4)。

学研HD
 サ高住は、21増設とM&Aによる事業継承2で累計169事業所。コロナ禍による住み替え自粛あり。認知症GHは、新設2で累計281棟に、高水準の入居率。自社保有物件2棟売却。全体でDX推進。

セントケアHD
 訪問看護、訪問入浴など、訪問系サービスは顧客数増で増収増益。デイは10月以降回復するもコロナ利用控えで人件費吸収できず減益に。看多機は8カ所新設。11月、福祉の里を子会社化。

綜合警備保障
 施設の稼働率向上や訪問医療マッサージ利用者数の回復で増収増益。トータルケアを「ALSOKの介護」ブランドで提供。日本ケアサプライやSOMPOグループなどとの提携進む。

ソラスト
 医師事務作業補助者の派遣ニーズ増。医療DXパッケージ(イージー)を開発し、21年6月から「リモート医事サービス」提供開始。ADL向上の可視化の研究。日本エルダリーケアサービスなどの子会社化で増収増益。介護事業所648カ所(+15)、保育施設66カ所(+18)。

シップヘルスケアHD
 SPD(医療材料物流管理システム)受託の拡大。調剤薬局事業は薬価改定の影響あるも前期比で受診回数が回復し、新規出店やM&Aにより業績堅調。

シダー
 デイは減収・減益だが、回復傾向。有老1施設。有老は1施設新設。在宅はケアプランセンター2開設。ロングライフHD(21/11~22/1)有老・GHは23施設1040室。訪問入浴、訪問介護、デイ、小多機、計122サービス。

ヒューマンHD
 人材派遣事業で「リモートワーク派遣」推進、DX推進サービス拡大。「江戸川GHなど6施設開設。

ケアサービス
 「介護からエンゼルケアまで」を提供。デイ増設2などで、合計106施設。
大王製紙
 大人用紙おむつ「夜1枚安心パッド」、「下着爽快プラス」拡販順調。業務ルートの「Sケア夜1枚安心パッド」伸長。

ユニ・チャーム(22/1~3)
 大人用排泄ケア用品の海外展開については、中国での新製品販売のほか、タイ、インドネシア、ベトナムでの取組が進む。マスクの需要拡大、「超快適」「超立体」が伸びる。パーソナルケアの売上は日本519億円、中国270億円、アジア720億円など。

花王(22/1~3)
 ライフケア事業売上 122億円(前年同期比1.6%増)

パラマウントベッドHD
 21年6月、医療用ベッド「メティスPROシリーズ」モデルチェンジ。同年7月、在宅介護ベッド「楽匠プラスシリーズ」に音声操作機能を追加。同月、NTT西日本と健康サポート事業で合弁会社。ベッド(287億)、マットレス(56億)、病室・居室用家具(65億)、レンタル(251億)など。

トーカイ
 介護用品レンタルなどシルバー事業635.1億円(増収増益)。調剤465.6億円(増収増益)、リースキン・ビル清掃131.9億円(増収増益)。来期にリネンサプライ・福祉用具レンタルの生産拠点着工予定。

フランスベッドHD

 メディカルサービス事業344.8億円、増収減益。直営ショールームを宇都宮、金沢に新設。取引家具店などにもフランスベッドギャラリー開店。昨年12月、山口県中心に福祉用具貸与、高齢者住宅を展開するホームケア山口の全株式取得し子会社化。

日本ケアサプライ
 232.9億円(増収・減益)。事業者向けECサイト、食事サービス、おむつ配送サービス「おむピタ」展開。営業拠点89拠点。

ピジョン(22/1~3)
 日本国内におけるベビーケア、子育て支援、ヘルスケア等の売上は88.4億円。減収減益。

プラッツ(21/7~12)
 介護ベッド。福祉用具流通市場28.0億円、医療・高齢者施設市場4.6億円、家具市場0.6億円、海外市場0.7億円。

幸和製作所
 すのこ、手すり、スロープに注力。コロナの影響で自立支援型転倒防止ロボット歩行車など発売未定に。

(シルバー産業新聞2022年6月10日号)

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