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厚労省 LIFE初の「暫定版」フィードバックを実施
厚生労働省は6月23日、5月10日までに科学的介護情報システム「LIFE」へデータ提出を終えた事業所に、初のフィードバックを実施した。今回は現時点で可能な内容にとどまり、本格的なフィードバックは8月の実施を予定している。
8月以降に詳細フィードバック予定
今回は「科学的介護推進に関する評価(施設サービス/通所・居宅サービス)」「薬剤変更等に係る情報提供表」と「5月10日までに登録されたデータと全国比較(該当者数/割合・平均値)」のフィードバックに留まる。
フィードバックと同時に厚労省が公表した「初回フィードバックについて」には、8月10日までデータ提出が猶予されていることと、それによりデータ提出予定の事業者が入力作業中であること、初回は過去データと比較できないことなどを理由に「暫定的に全国データの状況を確認可能な集計表の形式によりフィードバックを行う」としている。
今後について厚労省は「経時的に比較可能な形式は21年8月以降の実施を予定」との目途を示し、順次フィードバックの内容は拡大するとしている。フィードバックを受けた大阪府の老健施設は「期日まで入力作業に追われる毎日だった。初回のフィードバックは当たり前のデータ。気づきもない」と冷ややか。
フィードバックと同時に厚労省が公表した「初回フィードバックについて」には、8月10日までデータ提出が猶予されていることと、それによりデータ提出予定の事業者が入力作業中であること、初回は過去データと比較できないことなどを理由に「暫定的に全国データの状況を確認可能な集計表の形式によりフィードバックを行う」としている。
今後について厚労省は「経時的に比較可能な形式は21年8月以降の実施を予定」との目途を示し、順次フィードバックの内容は拡大するとしている。フィードバックを受けた大阪府の老健施設は「期日まで入力作業に追われる毎日だった。初回のフィードバックは当たり前のデータ。気づきもない」と冷ややか。
現場に戸惑いも
集計表は、LIFEへのデータ提出が算定要件となっている加算ごとに「該当者数」「割合・平均値」を選択して、エクセル形式でダウンロードできる。該当者数はデータ入力されている利用者の人数が表示され、割合・平均値は全体に対する割合や数値入力項目は平均値を表示する。
厚労省は「今回は全国の集計値のみのフィードバックなので、自事業所との利用者や取り組みの比較程度の活用となる」としている。また「誤入力されたと考えられる極端な値も除外しない。その結果、全国値が通常では考えにくい値となっている可能性もある」と注釈をつけている。
フィードバックを受けた事業所は、暫定版で完全ではないことに理解を示す一方で「現時点のフィードバックからは、PDCAサイクルの向上、自立支援の介護の実践に結びつくものはない。事前期待が大きかった分、初回の内容に落胆している」と話す。
厚労省は「今回は全国の集計値のみのフィードバックなので、自事業所との利用者や取り組みの比較程度の活用となる」としている。また「誤入力されたと考えられる極端な値も除外しない。その結果、全国値が通常では考えにくい値となっている可能性もある」と注釈をつけている。
フィードバックを受けた事業所は、暫定版で完全ではないことに理解を示す一方で「現時点のフィードバックからは、PDCAサイクルの向上、自立支援の介護の実践に結びつくものはない。事前期待が大きかった分、初回の内容に落胆している」と話す。