ニュース

名寄市社協 手紙を高齢世帯へ全戸配布

名寄市社協 手紙を高齢世帯へ全戸配布

 名寄市社会福祉協議会は2020年12月より、高齢者の心身の健康維持を目的に、「こんにちはレター」を町内会や民生委員の協力のもと、高齢者世帯約1700カ所を全戸訪問し配布している。

 きっかけは新型コロナの感染拡大。地域支援係係長の小笠原志朗さんは「外出・交流の機会が減少するなか、本格的な冬を迎えると拍車がかかり、閉じこもりやフレイルの心配がいつも以上に大きかった」と説明。地域の高齢者とつながる手段が必要だったと語る。

 A4用紙1枚の両面には「簡単健康レシピ」「自宅でできる健康体操」などのコンテンツを掲載。レシピは名寄市立大学准教授・中村育子氏が考案したもので、ダイエットや風邪の予防など高齢者にも身近なテーマごとに、調理工程の少ない献立を紹介する。健康体操は屋内で1人でも取り組みやすい運動を写真付きで紹介。スポーツを通じてまちづくりをめざす民官連携組織「Nスポーツコミッション」(Nスポ)が提供する。

 配布は月1回。直接手渡すことで見守り機能も兼ねる。レターと一緒に渡す「まごころマスク」には市内の子ども達からのメッセージが添えられている。「次号を楽しみに待ってくれる人も多い。さっと読める文量なので、会話のきっかけにもなります」(小笠原さん)。
健康体操の一例。うつ伏せになり、肘と膝をつける運動。左右交互に10 回行う

健康体操の一例。うつ伏せになり、肘と膝をつける運動。左右交互に10 回行う

まちを運動場に

 コロナ禍で学校の運動会が縮小、中止される中、「地域を元気にしたい」と発案したのが「街なか運動会」。駅前商店街の道路を借り切って、幼児から大人まであらゆる世代が参加する半日イベントだ。Nスポとの協働で、20年、21年とこれまで2回開催。「予想以上に盛り上がり、地域の一体感が伝わってきます」と小笠原さんは説明する。

 500円玉を持って、指定の物を実際にお店で見つけ買ってくる「買い物競争」は、商店街のことを知るきっかけに。市名をなぞった「746m×3人リレー」は小学校の部に加え、大人が参加できる一般の部も。上位入賞者には地域商品券や、市マスコット「なよろう」のぬいぐるみがプレゼントされる。
(シルバー産業新聞2020年3月10日号)

関連する記事