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「コロナ疲れの現場に活力を」全国大会・研究会議を一本化

「コロナ疲れの現場に活力を」全国大会・研究会議を一本化

 全国老人福祉施設協議会と栃木県老人福祉施設協議会は1月26、27日の両日、JR宇都宮駅直結のライトキューブ宇都宮で「第1回全国老人福祉施設大会・研究会議~JSフェスティバルin栃木~」を開催する。これまで別々に開催されていた全国大会と研究会議を今年度から一本化した。またオンデマンド配信に加え、コロナ禍以降、3年ぶりに会場参加型でも実施される。全国老施協の副会長であり、開催県の栃木県老施協では会長を務める大山知子氏に開催に向けた抱負や大会の見どころを聞いた。

テーマは「介護新時代への前進」

 今年度より、大正14年から開催してきた全国大会と昭和62年から始まった研究会議を一本化し、合同開催することになった。全国老施協では、平石会長の下で、より効果的・効率的な大会、研究会議にするための検討を重ねて決めた。コロナ禍は横に置いても、効率化や合理化が求められている時代。一本化したことで、より多くの会員の方々に参加いただき、これまで以上に有意義だと思ってもらえる催しを目指していく。

 今回の栃木開催では、「介護新時代への前進~現場革新と科学的介護の新たなかたち~」をテーマに掲げ、初日に全体会、2日目に分科会が行われる。初日のシンポジウム「ロボット・ICTと共存する次世代の高齢者福祉の魅力」は、全国老施協や国のモデル事業などから、シンポジストに現場への効果や現在の課題を捉え、今後のあり方を展望いただく。

 ディスカッション「養護・軽費老人ホームの危機的状況の打破を!」では、関係者に職員の処遇改善や経営力向上の方策などについて議論してもらう。介護保険にスポットが当たりがちだが、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、ケアハウスの経営も非常に厳しくなっている。そうした中、これらの施設の経営状況に特化したディスカッションをメインプログラムの一つに置いた。

 またコロナ禍での利用控えなどで経営状況が悪化しているデイサービスについても、「魅力あるデイサービスと生き残り戦略」と題したディスカッションを行うほか、全国8ブロックの代表者が集まり、「介護新時代への前進」について検討する「高齢者福祉介護全国サミット」も必見。

2日目は会場を分けて多彩なプログラム

 2日目の分科会では、さらにさまざまなプログラムが企画されている。▽臨床介護の実践▽在宅サービスの取り組みと展開▽デジタル活用による現場革新・科学的介護――などをテーマにした現場からの実践研究発表や全国老施協カレッジ「SNSを中心とした情報発信とWeb運用」、若手職員を交えた生討論会などが各会場で催される。

 栃木県出身の競泳金メダリスト・萩野公介さんの特別講演やお笑い芸人のU字工事に進行を務めていただく施設対抗大喜利大会など、幅広い層の方に楽しんでいただけるプログラムもある。

 初の合同開催、3年ぶりの会場開催で、大変な重責だが、1年間しっかりと準備を進めてきた。高齢者施設では、それぞれクラスター発生など気を緩めることができない状況が続いている。

 少しでも安心して参加いただけるよう、駅直結のコンベンションホールを全館貸し切り、十分な感染対策を講じている。ハイブリッド開催なので、オンデマンド配信も活用いただきたい。裏方として、コロナ疲れを少しでも活力に変えられるような大会を目指して力を尽くしていく(談)
(シルバー産業新聞2023年1月10日号)

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