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五洲薬品「熱中症」初の許可表示 「経口補水液ジー オーエス」

五洲薬品「熱中症」初の許可表示 「経口補水液ジー オーエス」

 五洲薬品(富山市、藤井侃社長)の「経口補水液 ジーオーエス(G-OS)」(写真)が今年6月3日、水分・電解質の補給・維持に適した病者用食品の許可を取得した。経口補水液の病者用食品としては、大塚製薬工場の「OS-1」、アサヒグループ食品「アクアライト」に次いで、3例目になる。

 「経口補水液ジーオーエス(G-OS)」は、電解質とブドウ糖の配合バランスを考慮した経口補水液で、軽度から中等度の熱中症、脱水状態の人の水分・電解質を補給・維持するのに適した病者用食品。

 同品は乳幼児、妊産婦、病者等の発育、健康の保持・回復等の用途に適した消費者庁の「特別用途食品」に当たり、許可表示に「熱中症」が入った病者用食品としては日本初という。

 製品の90%以上が天然由来成分で、富山湾の海洋深層水と北アルプスのミネラルウォーターを使用している。

 世界保健機関(WHO)が提唱する経口補水療法に基づいて、水分と電解質を効率的に補えるように浸透圧も考えられている。無香料・低カロリーで飲みやすさにもこだわった。
藤井侃社長

藤井侃社長

 「経口補水液ジーオーエスはブドウ糖と電解質の配合バランス、富山の水資源を活用して製品化した。『熱中症・脱水状態』の人に適した病者用食品として認められた当製品をお届けできるようになった」と、開発を進めてきた藤井社長は説明する。

 高齢者の脱水症状は、水分摂取が不十分で、夏場だけでなく冬場にも起きるため、高齢者介護の現場での経口補水液の活用が今後見込まれる。

(シルバー産業新聞2020年11月10日号)

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