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中間決算 増収増益も用具関連は明暗

中間決算 増収増益も用具関連は明暗

 介護・福祉用具各社の2021年3月期中間決算が出そろった。介護事業各社は、新型コロナウイルス感染症の拡大に在宅サービスの利用控えなどの深刻な影響を受けながら、また従業員の感染リスク防止・安全確保にも努め、可能な限りサービスの提供を継続した。その結果、多くの企業は、増収増益を確保した。減益だったベネッセホールディングスは処遇改善やホーム拡大に伴う労務費の増加によるものであり、ユニマットリタイアメント・コミュニティも新規施設開設による費用増加によるもので、各社とも危機に直面しながらも、よく耐えた決算だといえる。

 一方、福祉用具関係企業各社は、明暗が分かれた。ユニ・チャーム、大王製紙、日本ケアサプライ、プラッツは、コロナによる外出の抑制で市場が鈍化する中、増収増益を確保したが、パラマウントベッドホールディングス、トーカイは、減収減益を余儀なくされた。しかし、パラマウントは、病院など施設向け販売が減少したものの在宅向けは新製品を中心に販売は好調を維持している。トーカイもコロナの影響もあってホテル等の寝具・リネンの減収によるもので、福祉用レンタルの売り上げは堅調に推移した。
(シルバー産業新聞2020年12月10日号)

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