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11月21日 コロナ禍で「たべる」を支えるin鶴岡

11月21日 コロナ禍で「たべる」を支えるin鶴岡

 山形県鶴岡市で活動する医師や管理栄養士らは、来る11月21日(土)13時30分から、地域での食支援等の活動を進めることを目的に、オンラインによる講演会を開催する。

 鶴岡市では新型コロナウイルス感染者は少なかったものの、訪問介護や通所介護の利用控えなどもあり、高齢者のフレイルが懸念されている。開催者の一人で管理栄養士の小川豊美さん(とよみ代表)は、「デイサービスを休んで一日、2食になってしまった人や、歩けなくなってしまった人もいる」と実態を明かす。家の中で同じ姿勢でテレビを見続けたり、トイレ以外は立たないといった生活が続くと、ひどい場合は褥瘡になることもあるという。今回のセミナーでは、しっかり食べて、栄養や食支援の大切さを皆で共有したいと呼びかけている。

 講師の一人、塚田邦夫氏(高岡駅南クリニック院長)は、縟瘡治療の第一人者で、栄養と褥瘡の関係に詳しい。当日は「床ずれが示すフレイルと栄養不良徴候」と題する講演を予定。講演に立つ演者は4名で、地域における食支援活動で第一線を走る先生方。東京、京都、富山などから参加する。詳細は以下の通り。

●荒金英樹氏。外科医。愛生会山科病院消化器外科部長。京滋摂食嚥下を考える会顧問。京介食推進協議会会長。京都で多職種・多業種の食支援活動を行っている。演題は「食支援による京の町づくり Second Stageへ」。
●五島朋幸氏。歯科医師。ふれあい歯科ごとう代表。新宿食支援研究会代表。株式会社WinWin代表。演題は「食べること 生きること~変わるものと変わらないこと~」。
●塚田邦夫氏。在宅チーム医療栄養管理研究会副代表、日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会理事長。演題は「床ずれが示すフレイルと栄養不良徴候」。
●若林秀隆氏。東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・診療部長。日本リハビリテーション栄養学会理事長でサルコぺニア、フレイルの第一人者。演題は「フレイル・サルコペニアに対するリハビリテーション栄養」。

 講演会コーディネーターは、蘆野吉和氏(日本在宅医療連合学会会長。庄内保健所所長)。参加人数は90名程度。対象は、医療、福祉関係者ほか。
 申し込みは、https://peatix.com/event/1650504

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