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シコク「SA手すり」

シコク「SA手すり」

 コロナ禍であっても、高齢者には、自宅内でADL維持のために身の回りのことを続けることが求められる中、福祉用具貸与品目「手すり」への注目が高まっている。

1台で「立ち上がり、安全な歩み出し」を支援

 自立支援・重度化防止の観点から、手すりの貸与件数は拡大を続けてきたが、コロナ禍で通所サービスの回数を自粛し、自宅での生活時間が長くなったことで自宅内の動線確保が必要になったことも背景にありそうだ。

 排泄を支援する手すりとして「SA手すり」(12万8000円/税抜~)も、「立ち上がりのプッシュアップ動作」と「歩み出し姿勢を取りやすい縦方向の移動」を1台でできる商品として注目されている。本紙が4月に、全国の福祉用具選定士に実施したアンケートでも「SA手すり」を指名する声が聞かれた。
 「やまだや」(鳥取市、山根浩二社長)の福祉用具選定士・池田雄樹氏は「一般的なトイレ固定型の手すりは低いので、用を足した後の歩み出しが前かがみになってしまうが、『SA手すり』は縦型手すりの高い位置をつかめるので、安定した歩行に移ることができる」と評価する。ほかにも「おむつパッド交換をする時も、本人に縦手すりをつかんで立位保持してもらいながら、介助者は交換作業ができる」と、介助者の負担軽減の観点からも有効と説明する。
縦方向の移動がしやすい

縦方向の移動がしやすい

 利用者やケアマネジャーからは、据置型トイレ用手すりと天井突っ張り式が手すりの2台併用に比べて、利用者負担も抑えることができると評価が高い。

 同社では、1台で通常のプッシュアップとともに、縦方向の手すりを搭載した製品展開を進めており、このほど「Uケア」(9万8000円/税抜~)を新発売。居室内での使用を想定し、ポータブルトイレやソファーなどから立ち上がり、最大100cmの手すりを掴んで、安全に第一歩を歩みだせることが特長。

 問合せは同社(☎0879・42・1111)まで。

SA手すり商品紹介動画

(シルバー産業新聞2020年7月10日号)

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