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パナソニックエイジフリー 「スムーディ」とつながるPトイレ発売

パナソニックエイジフリー 「スムーディ」とつながるPトイレ発売

 パナソニックエイジフリー(大阪府門真市、坂口哲也社長)はこのほど、同社のレンタル手すり「スムーディ」と組み合わせて使える樹脂製ポータブルトイレ「ラフィーネキューブ」を発売した。

 トイレ使用時の立ち座りだけでなく、トイレへの移動や移乗などの動作も連続して支えられるよう、動線に合わせて柔軟に組み替えられるレンタル対応手すりとつなげて使える。

 同時発売の専用手すり「スムーディPトイレ用」は、トイレの背面を囲むような形状の手すりや肘掛け、そこからさらに動線を延ばすユニットなどで構成。

 設置する際、トイレ本体は重みのある手すりベースにパーツで固定されるため、単体で置くよりも安定感が高まる。これにより、トイレ周囲の手すりを手がかりに移乗しても、トイレごと転倒するおそれが低く、自力での移乗をしっかりサポートする。

 専用手すりは既存の「スムーディ屋内用」同様に、動線に合わせていくつもの組み合せパターンが選べる。これにより、トイレをベッドから少し離して設置できるので、本人の心理的負担を減らせるほか、車いすへの移乗やシーツ交換などの介助もしやすくなる。また同時に、歩行リハビリの機会確保にもつながる。

ラップ式で介助負担軽減

 ラフィーネキューブには、排泄物を包み込んで処理できる手動ラップ式タイプも、特定福祉用具販売の支給限度額内に収まる8万円台から用意した。

 専用の処理袋をセットして凝固剤を入れておき、排泄後に本体レバーを操作すれば熱圧着で排泄物を1回ずつ密封できる。

 使用後の処理が大幅に簡略化でき、においの問題にも対応できる。

排泄の動作と意欲を支援

 同社の松元崇ケアサプライ事業部長は「ご本人の残存機能を最大限に活かし、自ら排泄を行うのに必要な動作と意欲を引き出したいと開発した。レンタル手すりとつながることで、身体状況が変化しても排泄動作を支え続けられる。さらにラップ式なら、介助者の負担だけでなく、ご本人の精神的な負担も軽減することができる。新しい発想の排泄支援用具で、在宅介護の継続に寄与できれば」と話した。

 ラフィーネキューブは、バケツ式が税込4万7300円~、ラップ式は同8万8550円~。いずれも、便座がプラスチック、ソフト、あたたか――の3種、カラーはホワイト、ブラウン、木目――の3色を揃える。

 問合せは同社(TEL06・6908・8141)まで。
(シルバー産業新聞2024年2月10日号)

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