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テクノロジー活用に合わせユニフォーム刷新

テクノロジー活用に合わせユニフォーム刷新

 社会福祉法人桑の実会が運営する介護老人保健施設「ケアステーション所沢」(埼玉県所沢市)は、インカムやスマートフォンなどの介護テクノロジーの導入に合わせ、職員のユニフォームをフォーク(東京都千代田区、小谷野淳社長)のジップアップスクラブ「CK700」に刷新した。収納力と動きやすさを高めるとともに、一目で職員がわかることから利用者や家族が声をかけやすい環境づくりにつなげている。

 同施設では速乾性のあるTシャツを着用していたが、ポケットがないためスマホやインカム等を持ち運ぶために腰にポーチを装着。そのため、動きにくさなどの課題があった。

 柳戸勇樹管理部長は「生産性向上に向けたテクノロジー活用と併せ、端末を持ち運ぶ負担の軽減は働きやすい職場づくりの一つ。テクノロジー活用の効果を高めるためにも、機器を収納しやすいユニフォームが必要だと判断した」と導入の経緯を説明する。

 ユニフォーム選定のポイントはポケットの数、デザイン、色合い、着やすさの4つ。採用した「CK700」は胸と左右の前身頃にポケットを備え、機器や小物を収納できるほか、左肩にヒモを通したりインカムを装着できるループを装備する。背面と袖には通気性と伸縮性のあるニット素材を採用し、衣服内の熱を排出しやすく、介助動作など職員の動きを妨げない設計となっている。

 導入後、職員からは「ポケットが使いやすい」「ポーチをつけなくてよくなり、介助や移動を行いやすくなった」との声が寄せられた。
左肩のループにヒモを通すことで、屈んだ際に利用者の顔に当たるのを防ぐ(ライトグレー色)

左肩のループにヒモを通すことで、屈んだ際に利用者の顔に当たるのを防ぐ(ライトグレー色)

 また、耐久性も優れている。介護課の山内剛志所長は「従来のTシャツはほつれや傷みなどがあり、1年ほどで買い替えが必要だったが、新しいユニフォームは導入から1年が経過しても、シワにならず、破れや著しい汚れを理由に交換した職員はいまだゼロ」と買い替えコスト抑制にも繋がっていると評価する。

 同施設では職員1人3着支給し、ピーチ、ライトグレー、パステルグリーン、ダスティーブルーの4色から好みの色を選んで着用している。明るい色彩は、職員の識別だけでなく、施設全体の印象を明るくする効果もあったという。

 柳戸管理部長は「適切なユニフォーム着用は施設の信頼感に繋がるとともに、入職のきっかけにも繋がる重要なアイテム。職員の働きやすさと施設の魅力発信として活用していきたい」と話す。
裾ファスナーを開けることで衣類が突っ張ることがなくスムーズに介助できる

裾ファスナーを開けることで衣類が突っ張ることがなくスムーズに介助できる

(シルバー産業新聞2026年8月10日号)

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