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高齢者3588万人、高齢化率28.4% 総務省発表

高齢者3588万人、高齢化率28.4% 総務省発表

 総務省統計局は2019年9月15日、敬老の日を迎えるに当たって、高齢者の人口推計(9月15日現在)など「統計からみた我が国の高齢者」を発表した。これによると高齢者人口は3588万人。日本の総人口の28.4%で、前年から32万人、0.3ポイント増加し、人口、人口割合ともに過去最高を記録した。

年齢別では70歳以上が前年より98万人増(0.8ポイント上昇)して2715万人(総人口の21.5%)となり、75歳以上は1848万人(同14.7%)。また、80歳以上の人口は1125万人(8.9%)、85歳以上は592万人(同4.7%)、90歳以上は231万人(同1.8%)、95歳以上は55万人(同0.4%)、100歳以上は7万人(同0.1%)と、高齢層の伸びが大きい。男性高齢者は1560万人(男性人口の25.4%)、女性は2028万人(女性人口の31.3%)で、前年から2000万人を超えている。

 高齢化率は、1950年の4.9%以降一貫して上昇が続いており、85年に10%、2005年に20%を超え、19年は28.4%となった。今後も高齢者人口は増えると見られており、25年には30%を超え、71年~74年の第二次ベビーブーム期に生まれた世代が65歳以上となる40年には、35.3%になる見込み。

 国際比較でも日本が最も高齢化率が高く、2位のイタリアの23.0%を5.4ポイント上回る。3位はポルトガルの22.4%、4位はフィンランドの22.1%、5位はギリシャの21.9%だった。

(シルバー産業新聞2019年10月10日号)

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