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ハンズフリーなアプリ型インカム 全施設で導入 チャーム・ケア・コーポレーション

チャーム・ケア・コーポレーション(大阪市、下村隆彦会長兼CEO)は、介護テクノロジー補助金を活用して有料老人ホームにインカムを導入し、事務職員や介護職員間の情報共有をリアルタイムに行っている。
導入以前の同社施設ではPHSの内線機能が職員間の連絡手段だったが、介助業務などで手が塞がった状態ではスムーズにやり取りできないことが頻繁に発生していた。そうした課題を解決するため、2021年8月にサイエンスアーツ(東京都渋谷区、平岡秀一社長)の「Buddycom(バディコム)」と周辺機器(イヤホン、ブルートゥースマイク)を導入した。
バディコムは、スマホやタブレットにインストールするとインカムのように発信できるアプリ。ボタンを押すだけで、1対1や複数人での通話ができる。また▽映像を共有しながらのグループ通話▽画像の送受信▽音声の自動文字起こし・録音▽リアルタイム多言語翻訳――など、インカムの進化系としての機能を取り揃える。
同社では、事務職員から介護職員へ家族の来訪状況を伝えたり、ケアマネジャーが利用者の体調やその日の予定を全職員に発信するなど、あらゆる場面で活用する。
さらにインターネット回線の特長を活かし、病院の受診時や救急車に同乗している時でも施設外の離れた場所から通話ができるため、利用者の情報の詳細を施設職員に確認できるようになった。
担当者は「ハンズフリーでやり取りできることで情報共有が大幅に効率化され、生産性向上につながった。対応の遅れにより利用者や家族を待たせてしまうことも減り、より良質なサービス提供に寄与している」と評価する。
バディコムは、スマホやタブレットにインストールするとインカムのように発信できるアプリ。ボタンを押すだけで、1対1や複数人での通話ができる。また▽映像を共有しながらのグループ通話▽画像の送受信▽音声の自動文字起こし・録音▽リアルタイム多言語翻訳――など、インカムの進化系としての機能を取り揃える。
同社では、事務職員から介護職員へ家族の来訪状況を伝えたり、ケアマネジャーが利用者の体調やその日の予定を全職員に発信するなど、あらゆる場面で活用する。
さらにインターネット回線の特長を活かし、病院の受診時や救急車に同乗している時でも施設外の離れた場所から通話ができるため、利用者の情報の詳細を施設職員に確認できるようになった。
担当者は「ハンズフリーでやり取りできることで情報共有が大幅に効率化され、生産性向上につながった。対応の遅れにより利用者や家族を待たせてしまうことも減り、より良質なサービス提供に寄与している」と評価する。

ボタン1つで通話を開始
補助金が導入後押し 今年度さらに拡大
同社は、全拠点が参加する生産性向上委員会を毎月ウェブ上で開催している。同アプリの音声記録やチャット機能を活用した申し送りなどは、好事例として施設間で共有され広がった。
今年3月時点で、全104施設へのインカム導入が完了。介護テクノロジー補助金でアプリや周辺機器購入の補助が受けられたことが大きな後押しとなった。25年度からの介護テクノロジー定着支援事業(補正予算による補助金)は、重点分野とは別に「その他」機器として「1台当たり100万円まで、必要台数」の補助金支給が認められるなど充実がはかられた。インカム活用のさらなる普及が期待される。
バディコムについての詳細・問合せはこちらまで。
今年3月時点で、全104施設へのインカム導入が完了。介護テクノロジー補助金でアプリや周辺機器購入の補助が受けられたことが大きな後押しとなった。25年度からの介護テクノロジー定着支援事業(補正予算による補助金)は、重点分野とは別に「その他」機器として「1台当たり100万円まで、必要台数」の補助金支給が認められるなど充実がはかられた。インカム活用のさらなる普及が期待される。
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(シルバー産業新聞2025年7月10日号)