ニュース
キヤノンシステムアンドサポート 経営・現場を進化させるICT伴走支援

ITの計画策定から選定・導入・運用・保守・教育をワンストップで支援するキヤノンシステムアンドサポート(東京都港区、平賀剛社長)は、2021年の介護福祉専任部署立上げ以降、介護施設への積極的なソリューション提案を手がけてきた。介護テクノロジー機器の導入施設は400カ所以上。同社がこだわる「伴走支援型サービス」について、業種ソリューション営業推進本部・末岡淳一本部長に聞いた。
――サービスを通じて、介護現場のICT化の課題をどのように捉えていますか。
国の補助金施策もあり、介護業務の効率化は少しずつ進んではいるが、他産業に比べるとまだまだ遅れを感じている。ICT機器を導入したくても方法がわからない、資金不足、ICT担当者不在により、従来のやり方を維持せざるを得ない状況など、その要因はさまざまだろう。
他方、経営全体では職員確保、労働環境改善が喫緊の課題となっている。高齢者は増加するが、それに施設従事者の賃金や労働環境が連動してこない。さらに、経営改善をしたくても、一般のビジネス市場と比べてそのための情報が少ない。介護施設経営における経営力の差が出始めているように感じる。
――これらの諸課題に対し、貴社ソリューションサービスが活かせる強みとは。
まず、組織に関しては、当社は全国約150カ所の拠点をもつ。また、本部の介護施設向け専任チームは介護現場を熟知しているメンバーを揃え、リスクの洗い出しから対応までをお客様と同じ目線で考える。全国の各自治体とも定期的にコンタクトをとり、補助金情報も網羅している。これらにより、各々の地域の営業と介護専任チームがタッグを組むことで、最適な提案を全国どこへでも届けられる。
施設の課題を把握するため、支援ではまずヒアリングシートを用いて現場レベルで感じている改善点や不満、不安などを聞き取る。これらを数値化、可視化したものを施設管理者や理事へ報告する。施設・法人の課題とは何かを理解してもらうことが起点となる。
分析結果をもとに、多種ある機器・システムの中から最適な組み合わせを選定できるのがキヤノンシステムアンドサポートとしての強み。その際にポイントとなるのが「ICT機器の連携」だ。
導入した機器・システムが独立していることにより、かえって作業が煩雑になりかねない場合がある。ナースコールと見守り機器で通知先が異なる端末の一本化や、見守り機器から介護記録ソフトへの検知情報の自動記録化は、よくあるICT機器連携のケースだ。
――「連携」が実感できる介護ICT体験フェアは盛況でした。
昨年は13カ所で介護ICT体験フェアを開催し、多くの介護施設経営者・現場担当者にご来場いただいた。
特に好評だったのが、異なるメーカーの製品を連携させ、見守り機器の検知から通知、記録までの流れを体感できる「連携ブース」「比較ブース」。従来の介護施設向けの展示会では実現していない仕様であるため、メーカーからの評価も高かった。
今年は補助金公示のタイミングに合わせて、4~5月に8カ所での集中開催を予定している。
国の補助金施策もあり、介護業務の効率化は少しずつ進んではいるが、他産業に比べるとまだまだ遅れを感じている。ICT機器を導入したくても方法がわからない、資金不足、ICT担当者不在により、従来のやり方を維持せざるを得ない状況など、その要因はさまざまだろう。
他方、経営全体では職員確保、労働環境改善が喫緊の課題となっている。高齢者は増加するが、それに施設従事者の賃金や労働環境が連動してこない。さらに、経営改善をしたくても、一般のビジネス市場と比べてそのための情報が少ない。介護施設経営における経営力の差が出始めているように感じる。
――これらの諸課題に対し、貴社ソリューションサービスが活かせる強みとは。
まず、組織に関しては、当社は全国約150カ所の拠点をもつ。また、本部の介護施設向け専任チームは介護現場を熟知しているメンバーを揃え、リスクの洗い出しから対応までをお客様と同じ目線で考える。全国の各自治体とも定期的にコンタクトをとり、補助金情報も網羅している。これらにより、各々の地域の営業と介護専任チームがタッグを組むことで、最適な提案を全国どこへでも届けられる。
施設の課題を把握するため、支援ではまずヒアリングシートを用いて現場レベルで感じている改善点や不満、不安などを聞き取る。これらを数値化、可視化したものを施設管理者や理事へ報告する。施設・法人の課題とは何かを理解してもらうことが起点となる。
分析結果をもとに、多種ある機器・システムの中から最適な組み合わせを選定できるのがキヤノンシステムアンドサポートとしての強み。その際にポイントとなるのが「ICT機器の連携」だ。
導入した機器・システムが独立していることにより、かえって作業が煩雑になりかねない場合がある。ナースコールと見守り機器で通知先が異なる端末の一本化や、見守り機器から介護記録ソフトへの検知情報の自動記録化は、よくあるICT機器連携のケースだ。
――「連携」が実感できる介護ICT体験フェアは盛況でした。
昨年は13カ所で介護ICT体験フェアを開催し、多くの介護施設経営者・現場担当者にご来場いただいた。
特に好評だったのが、異なるメーカーの製品を連携させ、見守り機器の検知から通知、記録までの流れを体感できる「連携ブース」「比較ブース」。従来の介護施設向けの展示会では実現していない仕様であるため、メーカーからの評価も高かった。
今年は補助金公示のタイミングに合わせて、4~5月に8カ所での集中開催を予定している。

介護ICT体験フェア 8会場で開催
◆見守り機器・ナースコール・介護記録ソフトの連携により、スマートフォン1台で業務が行える環境をご体感いただけます
◆ICT機器が導入、連携された施設はどのように業務が変わるのか、運用説明ブースにて実演・解説します
◆見守り機器の比較ブースにて、自施設に合った機器を見つけることができます
◆最新見守り機器・ナースコール・インカムをはじめ、今話題のAI議事録やスケジュール管理・勤怠管理システムなどを一堂に展示します
◆導入施設の代表が「施設の進化は意識改革と介護のICT化と人の共生」と題し、実際に利用している職員の反応や感想についてお話します
◆ケアコネクトジャパンが介護記録ソフト「ケアカルテ」やAI音声記録入力「ハナスト」の体験会を実施します
【開催日時・開催地】
4月2日(水)青森、4日(金)福島、9日(水)奈良、15日(火)札幌、18日(金)神戸、22日(火)静岡、5月15日(木)山口、20日(火)横浜。いずれも10時~16時40分。
【主催企業】(共同開催)キヤノンシステムアンドサポート株式会社、株式会社ケアコネクトジャパン
【出展予定企業】(50音順)アイホン株式会社、アビリティーズ・ケアネット株式会社、エコナビスタ株式会社、キング通信工業株式会社、株式会社ケアコム、株式会社サイエンスアーツ、ジーコム株式会社、ソニーマーケティング株式会社、SBC&S株式会社、トーテックアメニティ株式会社、Notta株式会社、株式会社バイオシルバー、パナソニックカーエレクトロニクス株式会社、パラマウントベッド株式会社、フランスベッド株式会社、株式会社ペースノート、株式会社BONX
◆ICT機器が導入、連携された施設はどのように業務が変わるのか、運用説明ブースにて実演・解説します
◆見守り機器の比較ブースにて、自施設に合った機器を見つけることができます
◆最新見守り機器・ナースコール・インカムをはじめ、今話題のAI議事録やスケジュール管理・勤怠管理システムなどを一堂に展示します
◆導入施設の代表が「施設の進化は意識改革と介護のICT化と人の共生」と題し、実際に利用している職員の反応や感想についてお話します
◆ケアコネクトジャパンが介護記録ソフト「ケアカルテ」やAI音声記録入力「ハナスト」の体験会を実施します
【開催日時・開催地】
4月2日(水)青森、4日(金)福島、9日(水)奈良、15日(火)札幌、18日(金)神戸、22日(火)静岡、5月15日(木)山口、20日(火)横浜。いずれも10時~16時40分。
【主催企業】(共同開催)キヤノンシステムアンドサポート株式会社、株式会社ケアコネクトジャパン
【出展予定企業】(50音順)アイホン株式会社、アビリティーズ・ケアネット株式会社、エコナビスタ株式会社、キング通信工業株式会社、株式会社ケアコム、株式会社サイエンスアーツ、ジーコム株式会社、ソニーマーケティング株式会社、SBC&S株式会社、トーテックアメニティ株式会社、Notta株式会社、株式会社バイオシルバー、パナソニックカーエレクトロニクス株式会社、パラマウントベッド株式会社、フランスベッド株式会社、株式会社ペースノート、株式会社BONX
(シルバー産業新聞2025年3月10日号)