生き活きケア
ライフスタイルに合わせた働き方/デイサービスここけあ練馬豊玉 (練馬区)
グラッドケア(東京都練馬区、栗原佳之社長)が運営する「デイサービスここけあ練馬豊玉」では、職員のライフスタイルに合わせた働き方を推進している。短時間正社員制度を活用して、子育て中の女性など20~30代が中心に活躍している。(生き活きケア 143)
短時間正社員制度導入
デイサービスここけあ練馬豊玉では2018年2月より、短時間正社員制度を導入している。現在、同事業所で働く介護職員は12人。常勤職員は6人で、そのうち3人が短時間正社員だ。
同事業所代表の栗原佳之さんは「育児などと両立するために勤務時間は短く、でも社会保険などがしっかりと整っている短時間正社員のニーズがあった」と説明する。
短時間正社員とはフルタイム正社員(所定労働時間40時間程度/週、無期労働契約)と比較して、1週間の所定労働時間が短いが、賃金や賞与などの待遇はフルタイム正社員と同等の正規型の社員のこと(※)。
同事業所で短時間正社員として働く職員は、①週4日、1日8時間勤務②週5日、1日7時間勤務――の2パターンで働いている。勤務日数や時間は固定されておらず、子供の成長やライフスタイルの変化に合わせ、その都度調整することができる。
「子供の体調不良などにより、急遽事業所を抜けることも考慮して、手厚い人員配置にするなど、事業所全体でサポートする体制を整えている」と栗原さんは説明する。
このような、ライフスタイルに合わせた働き方が評判を呼び、同事業所では20~30代の子育て世代が中心となり活躍している。4月からは5日間のリフレッシュ休暇制度を導入する。他産業と同等レベルの休日数確保に向けた取組みを強化している。
栗原さんは「事業所の理念である『育児・介護による離職ゼロ』を利用者家族だけではなく、職員に対してもしっかり取組んでいく」と意気込む。
同事業所代表の栗原佳之さんは「育児などと両立するために勤務時間は短く、でも社会保険などがしっかりと整っている短時間正社員のニーズがあった」と説明する。
短時間正社員とはフルタイム正社員(所定労働時間40時間程度/週、無期労働契約)と比較して、1週間の所定労働時間が短いが、賃金や賞与などの待遇はフルタイム正社員と同等の正規型の社員のこと(※)。
同事業所で短時間正社員として働く職員は、①週4日、1日8時間勤務②週5日、1日7時間勤務――の2パターンで働いている。勤務日数や時間は固定されておらず、子供の成長やライフスタイルの変化に合わせ、その都度調整することができる。
「子供の体調不良などにより、急遽事業所を抜けることも考慮して、手厚い人員配置にするなど、事業所全体でサポートする体制を整えている」と栗原さんは説明する。
このような、ライフスタイルに合わせた働き方が評判を呼び、同事業所では20~30代の子育て世代が中心となり活躍している。4月からは5日間のリフレッシュ休暇制度を導入する。他産業と同等レベルの休日数確保に向けた取組みを強化している。
栗原さんは「事業所の理念である『育児・介護による離職ゼロ』を利用者家族だけではなく、職員に対してもしっかり取組んでいく」と意気込む。
チャレンジできる環境づくり
同事業所では、午前、午後、おやつ時、帰宅前にレクリエーションを行っている。この他、体操の時間があり利用者が充実した時間を過ごせる工夫をしている。実施するレクリエーションは職員自ら企画・作成しており、オリジナリティーに溢れている。
例えば「歴史クラブ」は歴史が好きな職員が授業形式で事業所がある練馬区の歴史を紹介する。この他、書道の師範資格やフラワーアレンジメントの資格などを持つ職員による専門的なレクリエーションも行われている。
「利用者の安全・安心が確保されていれば、職員に様々なことにチャレンジしてもらっている。そして実現のために全力でサポートしている」と栗原さん。常に新しいことにチャレンジできる環境づくりが社員のやる気にも繋がっている。
同事業所は、役職や勤続年数を評価指標とせず、新しいことへのチャレンジ意欲や取組み内容を評価して随時キャリアアップする。細田崇博さんは入社後2カ月で積極性が評価され、事業所を統括する主任の補助を担う「介護副主任」に就任した。
栗原さんは「職員のやる気をあげることや働きやすい環境を作ることが、結果として利用者への質の高いケアにも繋がってくる。今後も利用者・職員からのニーズにしっかり対応してサポートしていきたい」と語った。
例えば「歴史クラブ」は歴史が好きな職員が授業形式で事業所がある練馬区の歴史を紹介する。この他、書道の師範資格やフラワーアレンジメントの資格などを持つ職員による専門的なレクリエーションも行われている。
「利用者の安全・安心が確保されていれば、職員に様々なことにチャレンジしてもらっている。そして実現のために全力でサポートしている」と栗原さん。常に新しいことにチャレンジできる環境づくりが社員のやる気にも繋がっている。
同事業所は、役職や勤続年数を評価指標とせず、新しいことへのチャレンジ意欲や取組み内容を評価して随時キャリアアップする。細田崇博さんは入社後2カ月で積極性が評価され、事業所を統括する主任の補助を担う「介護副主任」に就任した。
栗原さんは「職員のやる気をあげることや働きやすい環境を作ることが、結果として利用者への質の高いケアにも繋がってくる。今後も利用者・職員からのニーズにしっかり対応してサポートしていきたい」と語った。
(シルバー産業新聞2019年3月10日号)