ニュース

東京都「かいチャレ」開始 介護1000人の就業体験目指す

東京都「かいチャレ」開始 介護1000人の就業体験目指す

 東京都は、業界未経験者向けにインターンシップを行い、介護職の魅力の発信や人材確保の促進を目指した新規事業「TOKYOかいごチャレンジインターンシップ(かいチャレ)」を今年度開始した。運営は人材サービス会社パーソルテンプスタッフ(東京都渋谷区、木村和成社長)が都の委託を受け行い、インターンシップ(以下、「インターン」)からマッチング、就業定着までの一連の流れをサポートする。

 対象となる求職者は、東京都または近隣県に住む介護従事職未経験者で、施設等で事務職として就業経験がある人も申し込むことができる。年齢不問(学生を除く)で、1000人程度を募集している。

 インターンの受入れを希望する都内事業所は、事前説明会に参加し、申込み完了後に各種セミナーを受講。事業所が作成したパワーポイント2枚分のPRシートと求職者の希望に沿って、インターン先が割り当てられる。

 事務局を含めた三者で行う事前オリエンテーションのあと、1~5日間のインターンを開始。参加者が就業に前向きだった場合、再度マッチングされ就職へとつながり、その後も随時定着支援が行われる。

支援金やセミナーなどの親身なフォロー

 「あらゆるシーンで事務局による手厚いサポートが受けられることが、本事業の最大の特長」だと、事業責任者の沖本美奈子さん(写真右)は語る。

 インターン未経験の事業所でも安心して参加できるように、実施するインターンのプログラム設計や専門家による人材採用・定着に関するセミナーが受講でき、専任の担当者がオリエンテーションや就職後の段階でもフォローやカウンセリングを行うなどの体制を整えている。

 さらに、1人受入れごとに1日7100円の支援金の支給や、インターン実施期間は事業所が任意で設定できることも、負担軽減につながるポイントとなる。

 一方、求職者も、担当カウンセラーによるキャリアカウンセリングや1日5000円の支援金、就業が決まった場合は介護初任者研修と通信講座での介護系資格取得講座が無料で受講できる。

参加目標人数は1000人

 7月中旬現在、説明会に出席した求職者は100人を超え、中には80代のアクティブシニアも参加するなど幅広い世代の採用が期待できる。

 事業所からの申込みは、すでに88カ所からあったという(8月1日時点)。「介護のまだ知られていない魅力や長所を引き出す役割を担いたい」と同事務局副責任者の渡邉祐子さんは話す。同時に、今回の事業を通して業界そのものを活性化させ、転職の際に介護職という選択肢が真っ先に挙がるようになることを目指していく。

 沖本さんは「インターン参加者の目標は1000人。そのうち10%を就職につなげたい」と意気込む。同事業は来年の3月末まで行われる。

 インターン申込み、事業所登録などの問合せは同事務局(23区TEL03・6743・0638、23区以外TEL03・6743・0639)まで。

東京都「かいチャレ」ウェブサイト
https://tokyo-kaigochallenge.jp/

(シルバー産業新聞2022年8月10日号)

関連する記事