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長野県白馬村に事務所とショールーム開設 イノアックコーポレーション

長野県白馬村に事務所とショールーム開設 イノアックコーポレーション

 イノアックコーポレーション(名古屋市、野村泰社長)は2022年12月21日に長野県白馬村に事務所兼ショールームを開設した。

 併設するショールームでは、同社が展開する▽タイヤなどを製造・販売するブランド「IRC」▽断熱材「サーマックス」▽介護用品ブランド「すみれ」▽一般寝具ブランド「カラーフォーム」▽ソファーを中心としたインテリアブランド「HUKLA(フクラ)」――の5部門を展示する。

 実際に購入できるほか、一般寝具や福祉用具の選び方などの相談にも対応する。地元の介護事業者や福祉用具貸与事業所と連携を強化していく。このほか、白馬村での雇用活性化を目指し、年間通して雇用を継続する拠点として機能させていく。

持続可能な社会を目指し、環境課題などに取組む

 白馬村は気候変動による雪不足問題など持続可能性の危機を身近に感じる課題先進地域として、2019年12月に「気候非常事態宣言」を全国に先駆けて発令。村民全体で気候変動への対応に取組んできた。

 そこで、同社が取り組む持続可能な社会への貢献活動として、地域住民と共に考え、地域に根ざした発想から新たな挑戦を目指す第一歩として事務所開設に至った。

 白馬村の地域課題に対し、同社の▽技術力(TECHNOLOGY)▽遊び(ACTIVITY)▽自然(NATURE)▽経済(ECONOMY)――の4つの「TANE」をテーマに貢献していく。

 同社がもつ、製品や素材を用い、培った技術力を掛け合わせて、新しい解決につながる行動を積極的に実践していく。様々なプロジェクトを企画・実行し、「明日につながるタネ」を発信していく。

断熱材「サーマックス」を活用し、夏も冬も快適な空間を

 技術力(TECHNOLOGY)の取組として、断熱材「サーマックス」を使ったワークショップを地元の学校で開催した。

 サーマックスは断熱性能を持つ発泡プラスチック系断熱材で、火が付かず、燃え抜けない、そして水にも強い高性能断熱ボード。夏場は外から熱が入ってくるのを防ぎ、冬場は部屋の熱を室内に留める効果がある。このほか、高い難燃性と防水性」も併せ持つ。

 同社は2022年11月に、創立70周年を超える「白馬高校」でサーマックスを使った断熱改修ワークショップを開催。白馬村が直面する降雪量の減少や、取組むべき環境整備、高い省エネ効果を果たす代表的な断熱材、などについて、同校の学生に解説した。講義のあとは、地元工務店と連携し、生徒自ら教室への断熱材施工を行った。

身体の状態に合わせて最適なマットレスを使い、長く元気に過ごす

 白馬事務所所長の煙山貴紀氏は「要介護状態になってから、床ずれ防止マットレスを使うのではなく、日ごろから自分の体に合ったマットレスなどを使って頂くことで、長く健康でいてもらいたい。介護保険の福祉用具貸与と似たような仕組みにて、身体状況に合わせて必要なマットレスを借りて頂き「後に捨てなくても良い寝具」を検討していきたい。これは白馬村の考える環境保全とも同じ方向を向いている」と話す。

 このほか、これまで同社が取組んできたマットレスの4R(リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル)の考え方の普及にも取組む。

 煙山さんは「当面は地域のニーズをヒアリングしながら、当社の商材や技術がどのように地域貢献に繋げられるか検討し、白馬村の皆様と共に持続可能な社会を支えていきたい」と話す。

住所:〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城1707−4
☎:0261-85-0606
営業時間:9時~18時(土日祝はお休み)
同事務所・ショールーム ホームページ( https://inoac-hakuba.com/index.html

介護用品ブランド「すみれ」の「リバーシブルPROマットレスプレミアム」

 床ずれリスク中等度~再発予防に対応したリバーシブルのウレタンマットレス。低反発面(白)は超高密度低反発ウレタンフォームを採用し、長時間でも安定して体圧を分散する。自立を促す高弾性面(オレンジ)は突起が体に合わせて傾くことで寝返りもサポート。
 介護用品ブランド「すみれ(Smile)」に関する問合せは、イノアックリビング(☎ 050-3135-8857、 ホームページ https://www.inoac.co.jp/living/ )まで。

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