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今年１０月新設「ベア加算」 厚労省が計画書・報告書の様式例を通知
厚生労働省はこのほど、現行の処遇改善加算と今年１０月から新設される「介護職員等ベースアップ等支援加算」（以下、ベア加算）の３つの処遇改善加算の計画書・実績報告書をそれぞれ一つにまとめた様式例や記入例を示した。６月２１日に各自治体へ事務連絡した。
実際に事業所が届け出る計画書・実績報告書のひな形は、今後都道府県などから示されるが、国は通知で「原則、都道府県などで変更を加えない」ように求めている。
処遇改善計画書の新様式例
「ベア加算」の記入項目が追加。今年度すでに介護職員処遇改善加算、介護職員等特定処遇改善加算を算定している事業所については「ベア加算算定に必要な項目のみ記入をすること」と明記されている。
記入例より抜粋
ベア加算の要件「賃金改善の合計額の３分の２以上がベースアップでの引き上げ」を確認する項目も設けられている。
ベア加算は、９月までで廃止される「介護職員処遇改善支援補助金」での賃上げ効果を継続させるため、１０月の臨時改定で介護報酬に位置付けられる新加算。基本的な要件は同補助金を引き継ぐが、一部サービスの加算率などが変更されている。
