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「介護テクノロジー定着支援事業」補助対象 エースシステム「福祉用具事業トータル支援システムSMARTれん太」

「介護テクノロジー定着支援事業」補助対象 エースシステム「福祉用具事業トータル支援システムSMARTれん太」

 エースシステムの「福祉用具事業トータル支援システムSMARTれん太」(香川県高松市、河野一哉社長)は、福祉用具事業者向けに特化した介護ソフト。国保連中央会「ケアプランデータ連携標準仕様ベンダーテスト」や、厚労省「介護ソフトの機能調査」の確認済で、原則として全国で介護テクノロジー定着支援事業での重点分野「介護業務支援(介護ソフト)」として申請可能。

【出先でできること】と【ペーパーレスの実現】の最適・最大化

 特長は、福祉用具貸与事業者の経営環境(人件費、輸送費などのコスト高やレンタル価格競争、人材不足の中でサービス品質向上を図る)を克服するため、福祉用具専門相談員の業務フローを洗い出し、一人当たりの担当件数を最大化しながら、質の高いサービスの維持を実現させる機能を充実させたこと。
 貸与だけでなく、販売管理、在庫管理、スケジュール、タスク管理、伝送システムが一つのシステム上でできるなど、国が補助金申請の対象ソフトに求める一気通貫が実現している。
1枚のシートで確認できる

1枚のシートで確認できる

専門相談員の業務洗い出しと最適化を実現

 専門相談員が業務上で確認する入金情報・モニタリング・サービス計画書・レンタル情報・購入履歴・住宅改修などを1ページ上で確認できる仕様とすることで、反復的作業の効率化を通じて生産性向上を実現した。これにより、たとえば「納品」「モニタリング」「集金」など3回訪問が、現在するべきことが1ページ上で把握できるため、一度にまとめて対応することで訪問回数を減らすことが期待できる。
 また、画面はPCに加えてタブレット上でも見やすく表示されるので、出先での確認がしやすく見落としも少ない特長がある。
 これにより、一日の業務でスケジュール管理・お客様情報確認・契約書類作成・サービス計画書作成・モニタリング作成・注文入力・発注処理・自社品在庫予約などが、事業所に戻ることなく出先で完結できるので、外回りが多い専門相談員の働き方改革(残業ゼロ)などを支援する。

徹底したペーパーレス移行を推進

 電子請求書機能は、利用者に閲覧用アプリを入れてもらうことで、請求書データを直接共有することができる機能。紙出力・封入・郵送の手間をなくし、コスト削減も期待できる。
福祉用具レンタル業務のペーパーレス運用を実現

福祉用具レンタル業務のペーパーレス運用を実現

万全のクラウド品質と信頼性

 クラウドは「Microsoft Azure」を使用しており、福祉用具事業者のBCPの観点でも、災害時の通信障害が起こりにくく、復旧の速さや5分おきのバックアップなど業務用途での信頼も高い。サポート体制もFAQ(よくある質問)が1,500件以上、設定されているので、約5割が問題解決できたと回答している。
 れん太シリーズは介護保険制度開始の2000年に発売以来(福祉用具貸与利用者のシェア40%、110万人)と高いシェアを有している。クラウド化し、貸与事業者の課題・ニーズに寄り添った同製品は、全国展開する最大手事業者から、地域密着の小規模事業者まで導入実績がある。
 同社の営業グループ塚原崇マネジャーは「クラウド版に進化した『SMARTれん太』による生産性向上を通じて、福祉用具専門相談員の皆さんに時間の創出をしていただき、より良い用具選定や提案ができる好循環を支援したい。27年末には利用者に占めるシェア50%(140万人)を目指したい」と話す。


エースシステム「スマートれん太」

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