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「産業ケアマネジャー」創設 ケアマネジャーを紡ぐ会

「産業ケアマネジャー」創設 ケアマネジャーを紡ぐ会

 ケアマネジャーの自己研鑽の場を提供する「ケアマネジャーを紡ぐ会」(宮﨑直樹代表、会員2463人)は、企業・従業員の相談窓口となって介護離職防止に努める民間資格「産業ケアマネジャー」を今年創設、11月23日に第1回試験を行い24人が受験した。

 産業ケアマネジャーは介護保険の知識、在宅介護のノウハウをもったケアマネジャーが企業と関わり、介護が必要になっても仕事を続けられるよう従業員、従業員家族、企業それぞれの課題へ取組むことが期待される。

 厚生労働省が提唱する「介護支援プラン」の作成補助などが具体業務の一つとして想定。介護休業時の欠員補充、各種助成金、就業規則改訂、遺言・相続などに関しては適切に専門家を紹介することも求められる。
佐藤寛子さん

佐藤寛子さん

 資格策定メンバーの一人、佐藤寛子さん(支援センターふなばし)は「年間10万人にのぼる介護離職を防ぐことが最大の目的。介護は子育てと違い、突然やってきていつ終わるかわからない。企業側にも大きなリスクになっている」と説明。産業ケアマネジャーの潜在ニーズは大きいと強調する。

 2022年までに資格取得1000人、産業ケアマネジャーの導入企業50社をめざす。試験は年2回。現在は3級のみで、21年中に2級試験も開始する予定としている。

 受験対象はケアマネジャー有資格者のみ。3級は○×式50問(各2点)、100点満点中70点以上で合格。

 受験料は9800円(基本テキスト・練習問題込み)。基本テキストには介護保険制度を取り巻く現状に加え、介護離職や働き方改革、労働基準法に関する内容も盛り込まれている。

 問合せは同会(www.tsumugukai.net/)まで。

(シルバー産業新聞2020年12月10日号)

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