インタビュー・座談会

スムーズな排泄や、便臭改善 オリゴ糖で腸内環境改善

スムーズな排泄や、便臭改善 オリゴ糖で腸内環境改善

 自立排泄の実現には、トイレに移動するための身体機能改善のほか、食事や栄養改善も欠かせない。特定保健用食品(トクホ)の「プライムオリゴ」を販売する、プライムケア東京の元村久信氏(管理栄養士)に、オリゴ糖による腸内環境改善について話を聞いた。

善玉菌を増やして日和見菌を味方に

 腸内環境が良いといわれるのは、善玉菌が多い状態だということは広く知られている。

 大腸内には「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」と大きく分けて3つの菌が存在している。善玉菌で最も有名なのが「ビフィズス菌」、悪玉菌は「ウェルシュ菌」や「ブドウ球菌」があげられる。

 日和見菌は、善玉・悪玉どちらにも属さず、その時に多く存在する菌に変化する。そのため、この日和見菌をいかに善玉菌に変化させるかが腸内環境を整えるポイントとなる。

便臭改善にも効果

 不摂生や過度なストレスなどにより、便秘や軟便の症状が続くと悪玉菌が増加して、腸内環境が悪化する。

 悪玉菌は腸内に残ったタンパク質(食べかすなど)を分解して、「スカトール・インドール」という物質を発生する。これが、便臭の原因だ。

 介護者にとって便臭などのにおいは、精神・身体的に次いで大きなストレス要因となっている。

 腸内環境を整えることは、便臭の改善にもつながり、介護者のストレス軽減と共に、利用者にとっても過ごしやすい生活環境を整えることに繋がる。

善玉菌を増やすエサ「オリゴ糖」

 善玉菌は加齢とともに減少していき、青年期には10%以下、60歳以降は1%以下になるといわれている。

 善玉菌を増やすには、栄養バランスの整った食事摂取と定期的な運動の他、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を摂取する方法がある。

 難消化性オリゴ糖は消化・吸収されないため、食べたら大腸まで届き善玉菌や腸内細菌のエサとなる。

善玉菌を増やしてスムーズな排便

 オリゴ糖を食べた善玉菌は、「乳酸」などの酸を分泌する。悪玉菌は酸に弱いため、善玉菌が増えることで腸内環境が改善される。

 しかし、正常な腸内は中性のため、酸が増えすぎた状態(酸性)は、腸にとっても好ましくない。そこで、身体の水分を活用して酸を排出して中性に戻すために「腸の蠕動運動」が起きる。

 大腸内の水分量が多くなり、腸の動きも活発化することで、スムーズな排便に繋がる。

高純度のガラクトオリゴ糖が腸まで届く

 当社が販売する「プライムオリゴ」には「ガラクトオリゴ糖」を高純度で配合している。

 約20種類存在するオリゴ糖の中でも、ガラクトオリゴ糖は母乳や牛乳にも含まれる、自然界に存在する糖で、特に人に合う。熱にも強く、飲み物や料理に混ぜても摂取することができる。

 2018年には「おなかの調子を整える」機能が特定保健用食品として認可された。

 腸内環境を整えることは免疫力向上の効果もある。幅広い世代の方にぜひご活用いただきたい。
 問合せは同社ホームページまたは(☎0120-149-117)まで。

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