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スマートバンド「ベストリハバンドv2」 8月からリリース

スマートバンド「ベストリハバンドv2」 8月からリリース

 ベストリハ(東京都台東区、渡邊仁代表)は、5月28日、御茶ノ水ソラシティカンファレンスにおいて、「ヘルプケア」に関する記者発表会を開催した。ヘルプケアアプリの「ベストリハバンドv2」は、LPWAを用いたスマートバンドで、24時間、リモートで利用者を見守る。発売は8月1日を予定。介護業界でのスマートバンドを用いたデータ化は珍しい。

 会場に現れた渡邊代表(写真左)は、「デイサービス事業からスタートし、現在デイサービスを27店舗展開している。今後は、介護業界にはIT化が必須で、日常生活をデータ化することで、病気の予防や介護のない生活をめざす」と挨拶し、自社の“ヘルプケア構想”を語った。

 ヘルプケアアプリとしてリリースする「ベストリハバンドv2」は、時計のように手首に巻くスマートバンドで、自宅で過ごす利用者のバイタルや食生活などをデータ化する。体温、血圧、心拍数、脈拍のバイタルデータだけでなく、毎日の食事や睡眠、活動量など、日常生活に不可欠な情報も取集する。

 こうした毎日のデータをクラウドに集めて、分析することによって、本人にとって最適な食事、運動を提案することができ、デイサービスの計画書の作成を支援する。IOT機器を用いて集めたデータに基づいて、科学的介護の実践を目指している。

 また、このスマートバンドでは、バイタルが測定できるためデイサービスに到着した時には、すでにデータが揃っていることになる。到着後のバイタルチェックに要する時間が削減できる。さらに、送迎管理を自動で作成できるため、送迎にかかる業務時間も大幅に削減できるとしている。

 同社の“ヘルプケア構想”は、日々の活動データを紙に書いて、パソコンに入力して計画書を作成する、というこれまでのデイサービスの業務を大きく変える可能性がある。スマートバンドで測定したデータを、連絡帳や計画書にそのまま反映させることができ、例えば、同社の計画作成支援ソフト「はやまる」ともスムーズな連携が図れ、個別計画書の作成、加算取得、LIFE申請などに繋げることができるとしている。

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