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「常勝チーム」の実力を見せたい ソフトバレーボール

「常勝チーム」の実力を見せたい ソフトバレーボール

 2000年の大阪大会でねんりんピックに初出場した大阪府の「大阪さくら」チーム。以来、14回出場して7回優勝、4回準優勝、第3位が1回という全国一の強豪だ。監督とプレイヤーを兼ねる鳥山啓治さんは、常勝チームの実力を見せたいと意気込む。全国のバレーボール、ソフトバレーボールの仲間と再会できることも楽しみの一つだという。

府予選と市予選に1チームずつ

 「大阪さくら」チームは、20人ほどでスタートして20年余り。その間メンバーも増え、現在では19歳~80歳まで約50人。週1回、大阪市扇町体育館で午後6時から約3時間、思い思いに練習した後、チームプレーに汗を流す。
 実はねんりんピックには、大阪府代表と大阪市代表を目指して、府予選と市予選に1チームずつ、2チームが参加する。結果としてアベック出場を果たす事も多い。
 鳥山啓治さん(77)が参加する大阪府「大阪さくら」チームは、2000年の初出場以来、14回出場して7回優勝、4回準優勝、第3位が1回という全国一の強豪。
 一方、大阪市「大阪さくら」も13回の出場、2回の優勝、3回の準優勝、第3位が3回という府チームに劣らない好成績を収めてきた。
 
 府代表チーム・市代表チームの合同練習

 府代表チーム・市代表チームの合同練習

いつでもどこでも楽しめる競技

 鳥山さんは、学生時代から、社会人になってからも、バレーボール一筋だった。現役を退いてからも、役員や審判でずっとバレーボールに関わってきたが、定年をきっかけに、ソフトボールのこのチームに入った。
 ソフトバレーボールは、バレーボールから派生した球技で、ネット越しにゴム製の柔らかいボールを打ち合い、決められた点(1セット15点)を早く得点して競う。1チームは監督1人、競技者4人、交代競技者4人以内で構成する。監督は競技者を兼ねることも可能。
 ねんりんピックでは、コート内は男女2人ずつ。勝敗3セットマッチ制。2セットを先取したチームが勝ち。試合球は、重さ200―220gのゴム製、周囲77― 79 ㎝(バレーボールの試合球の重さ260―280gより軽く、周囲65 ―67㎝より大きい)。コートはバドミントンのダブルスのコート(13・40m×6・10m)と同じ(バレーボールは18m×9m)。
 ソフトバレーボールにはすぐに馴染めたが、すでに強豪チームだったその実力は相当のもので、試合メンバー入りをめざして練習に打ち込んだ。
 メンバーの増加とともに、チーム力も上がり、今では大阪府で100を超すチームの中で「常勝」といわれるようになったが、目標は勝つことだけではない。学生時代の他校のバレーボール仲間との再会や、ソフトバレーボールで知り合った各地の選手との再会も、「人とのつながり、心のつながりが実感できて大きな楽しみ」になっている。まさにソフトバレーボールは「いつでも どこでも 誰でも いつまでも」楽しめるスポーツだ。
 鳥山さんは、監督兼任でチームメイトと頂点を目指す。
 サーブ練習も入念に

 サーブ練習も入念に


(ねんりんピック新聞2019in和歌山)

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