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グリーフケア 介護職員「ニーズある」86.9%

グリーフケア 介護職員「ニーズある」86.9%

 大切な家族などを亡くし、悲嘆に暮れている人を支援するグリーフケアについて、介護職員の86.9%が「ニーズがある」と考える一方で、実際にグリーフケアを「行ったことがある」と回答したのは29.4%にとどまっている。

 調査はセルフケア・ネットワーク(髙本眞左子代表)が、昨年7月から9月にかけて行い、介護職員584人から回答を得た。

 そもそもグリーフケアを「知っている」と答えたのは24.3%。「聞いたことはあるが内容は知らない」39.3%、「聞いたことはない」36.4%を合わせると、75%以上の介護職員がグリーフケアを「知らない」と回答。介護現場での認知度の低さが浮き彫りとなった。

 一方で、グリーフケアやその内容自体は知らないものの、グリーフケアのニーズについては、「大きなニーズがある」30.5%、「ニーズはある」56.4%と、8割以上がその必要性を感じている。ただし、実際にグリーフケアを「行ったことがある」と答えたのは29.4%にとどまり、「行ったことがない」介護職員が7割以上となっている。実施しない要因として考えられるのは、グリーフケアについて「学んだことはない」と答えた介護職員が82.3%に達する結果。学ぶ機会がほとんどないため、必要な支援につながらない実態が見てとれる。

 一方、実施したことがあると答えた中で、上位にきたのは「傾聴」「葬儀参列」「家庭訪問」などの関わり方。髙本代表は、「グリーフケアについて、ニーズが高まりをみせている。今後、介護事業者として、保険外サービスのメニューとして検討していくことなどは、十分に価値のあることではないか」と話している。

(シルバー産業新聞2016年6月10日号)

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