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ワイズマン、やさしい手、大塚商会 『科学的介護総合支援プログラム キボウ』共同開発

ワイズマン、やさしい手、大塚商会 『科学的介護総合支援プログラム キボウ』共同開発

 介護業務システム大手のワイズマン(岩手県盛岡市、南舘聡一郎社長)、介護事業大手のやさしい手(東京都目黒区、香取幹社長)、ソリューションプロバイダー大手の大塚商会(東京都千代田区、大塚裕司社長)は、科学的介護情報システム「LIFE」活用に向け、介護分野におけるデジタルトランスフォメーション(介護DX)の基盤作りを支援するソリューションプログラム『科学的介護総合支援プログラム キボウ』を共同で開発した。販売は2021 年6月1日より大塚商会から行う。

 介護保険制度の中でLIFEの本格運用が始まっており、介護事業者は、LIFEに利用者情報を入力することで、提供している介護サービスの客観性について、国からフィードバックを受けることができる。LIFEの活用が進むと科学的根拠のある介護サービスの提供が可能となるが、介護現場では、まだ各種介護情報システムと出力書類を併用して情報の管理・運用を行っており、LIFEを活用するためには業務フローの見直しや介護DX化が必要となってくる。

 そうした中、ワイズマン、やさしい手、大塚商会の3社は共同で『科学的介護総合支援プログラム キボウ』を開発。「LIFE」活用に向け、介護分野における介護DXの基盤作りを支援する。同プログラムでは、LIFE活用に必要なデータ整備が可能な介護業務システム「ワイズマンシステムSP」を利用する。やさしい手はLIFEを有効活用するための業務フローや運用の確認・カイゼンを行うとともに、「(仮称)カイゼン前後可視化シート」を提供。大塚商会は、同プログラムの販売を行うほか、介護DXのインフラ基盤構築として、介護記録・センサー・IoT などのプラットフォームを構築する。

 同プログラムを導入することでアセスメント、計画、サービス提供、モニタリングなどの様々な場面で発生している利用者情報を一元的に管理できるようになるほか、一元化された情報をケアに関わるスタッフや利用者・家族と共有することで、職種間連携や地域包括ケアが可能となり、高品質なサービス提供に繋がる。

 さらに、利用者との結びつきのひとつとして、各種情報を捉え、一人ひとりのスタッフが情報にアクセスすることで、意識的に根拠のある介護サービス提供が行われ、導入事業所はスタッフの働きがいやモチベーションの醸成を実現できるようになる。

 『科学的介護総合支援プログラム キボウ』により、介護業界におけるデジタルトランスフォーメーション基盤を整え、科学的介護情報システムを有効的に活用し、生産性向上を実現させるとともに、スタッフや利用者の満足度向上を実現することができる。

 問合せは大塚商会(☏03・3514・7850)まで。

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