日本記念日協会（長野県佐久市、加瀬清志代表理事）は、福祉用具貸与・販売、住宅改修事業者の丸富士（東京都大田区、久万重仁社長）の申請に基づいて、１２月１２日を「杖の日」として記念日登録することを認定した。

　今後は業界を巻き込んで、クリスマスや正月に向けて、親や祖父母などに杖を贈る習慣が定着することを目指したＰＲ、イベント開催を目指す。

　申請者の久万重仁氏は「健康維持にイチニ・イチニと杖を使って一歩一歩確実に、転ばぬ先の杖として毎日安全に歩いていただくために『杖の日』を申請した」とその思いを語る。福祉用具としての杖だけでなく、ファッション性の高い個性的な杖も含めた普及活動につなげる。

　具体的には、初詣にプレゼントされた杖で詣でるなど普及・提案活動や、杖のある風景の写真コンテストの発表・受賞日を１２月１２日に開催するほか、これまで大切に使用してきた杖を供養する杖供養などが検討されている。

（シルバー産業新聞２０１４年１２月１０日号）